私は、以前仕事で4年ほど韓国に住んでいたこともあり、
少しだけ、韓国語が分かります。
4年もいたんだからペラペラでしょうとよく言われるのですが、
そんなことは決してありません。
実際、いくらその国にいても、ある程度は勉強(しようと)しないと、
やっぱり出来るようにはならないと思います。
そういうわけで、私は「少しだけ」しかできないんです。
ところで、韓国語って日本語と似た発音の単語も多いので、
一度聞いたらすぐに覚えられる言葉もたくさんあり、
ある程度までのレベルなら、日本人にはとても勉強しやすいと思います。
たとえば、都市ガスは「トシガス」、写真は「サジン」といいます。
漢字語彙は結構規則的に変換できたりするので、予測することもできます。
そんな、似た言語だからなのか、私がアホすぎるのか、ときどき、
韓国語と日本語の区別がつかなくなるときがあって、本当に困ります。
先日、日本語で「お金持ち」と言いたかったのですが、
なぜか最初に頭に浮かんだのが「富者(プジャ)」という韓国語でした。
(最近韓国ドラマを見ているせいかも)
「プジャって日本語だっけ?”プ”なんて音使わないから韓国語かな。
あ、じゃあ、”プ”じゃなくて”フ”ならいいんだっけ。」と、
わからなくなってしまいました。(だいぶ経って「お金持ち」だと気付く)
たった4年(それも10年以上前)韓国に行っていただけで、
こんなに日本語が分からなくなるものでしょうか???
先日は、さらに恐ろしいことがありました。
日本人の友達と、ライ麦パンについて話していたときのこと。
その友達は、韓国語ができるので、
私達はときどき韓国語をまぜて話したりします。
(混ぜるといっても、「お休み~」とか「何してるの~」とか、そういうレベル)
私がドイツの友人からもらった
ドイツ語のメッセージの内容(ライ麦パンのレシピ)について
その友達に日本語で説明していた時のことでした。
なんと、あろうことか、
「焼く」にあたる「backen」というドイツ語と、
「もし~たら」にあたる「ミョン」という韓国語をくっつけて
「backミョン」といってしまいました。。。。
マ:「でもさ~、ライ麦パンをbackミョン~」
さすがに言ってすぐ気が付きましたけど。ありえなーい!
愕然としました。。。
いままでも、外国語が変になることはあったんです。
例えば、イタリアンレストランで、イタリア人のご主人に
「チャオ(バイバイ)」と言われて「ネー(はい)」と韓国語で答えるとか、
ドイツに滞在している頃、韓国の方とランチをしに行ったとき、
韓国の方とは韓国語で、お店の方とはドイツ語で会話をしようとしたところ、
どちらもうまく話せなかった、という経験もあります。
でも、これらの例は、外国語と外国語が干渉し合っているのだろうと
なんとなく、自分でも納得が行きます。
(韓国語もドイツ語も、中途半端なレベルなので起こるのです)
でも!!今回は日本語で会話をしていて、
ドイツ語と韓国語をくっつけて活用するという、
さらにおかしなことになりました。
笑い話では済まされなくなってきました…。
何とかしないと、その内日本語が本当に話せなくなりそう…。涙