マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

【コロナ】給付金、支援金を求めて

コロナの影響で、大打撃を受けた外国籍の友人Rさん。

年末に始めたばかりの、細々とした商売がまったく出来なくなりました。

 

いま、一緒に必死で給付金やら支援金やらを探していますが、外国人は、また一段と厳しいです。

もう、あらゆるところに障害が。

 

かなりの情報が日本語、それも漢字だらけの難解な文だけで書かれています。

英語になっているものも少しはありますが、申込書は漢字だらけだったり。

 

日本人のわたしが見ても、すごく時間がかかります。

やっと解読したと思ったら、Rさんは対象外。

「すべての条件を満たすこと」の、「すべて」がなかなか満たせないんです。

 

外国籍なので、日本人なら問題にならないところも問題になることがもちろんあります。

 

もう、こんなに大変な思いをして探して、

その結果当てはまらないことが分かったり、審査で落とされたりするRさんを見るのも辛いので、

 

先日も書いたように、

オンラインの語学レッスンをお願いしてみたりしましたが、頑として有料レッスンは受け入れません。

 

今週、一緒にハローワークに行くことにしたのですが、これも説得するのが大変でした。。。

 

以前一人で行ったことがあるらしく、

今回私が申し出たときも、

ハローワークは行ったことあるよ。全然難しくないから、一人で行ける。もっと難しいことをお願いするときのために、とっておきたい。」と言われました。

 

とっておくって、何かのカードじゃないんだから!

今は遠慮する時じゃないから!

 

確かに彼の日本語力なら、やり取りはできると思ったのですが、ハローワークの方も人間。

 

日本人(というか、言葉の壁が全くない人)が一緒のほうがスムーズに行くこともあるはず。

実際、これまでにそんな体験をたくさんしてきました。

 

「でもね、私と一緒のほうが、もらえる情報も多いかもしれないし、もっと上手く行くこともあるよ。」

 

というと、心当たりがあるらしく、

 

「そっか。こんなこと先生にお願いするなんて申し訳ないな。じゃ、お願いしようかな。」と、やっと言ってくれました。

 

ハローワークで仕事が見つかるといいのですが、今はみんな困っているから、

日本語の問題やシングルファザーであるために時間的制限のある彼に、

なかなかいい仕事はないかもしれません。

 

職業訓練を受けつつ、職業訓練給付金などが頂けると最高なんですが。

因みに、職業訓練給付金がいただける条件は以下の通りだそうです。

全部満たしているといいな。

 

1. 本人収入が月8万円以下
2. 世帯全体の収入が月25万円(年収300万円)以下
3. 世帯全体の金融資産が300万円以下
4. 現在住んでいる所以外に土地・建物を所有していない
5. 訓練実施日に全て出席(やむを得ない理由がある場合でも、支給申請の対象となる訓練期間の8割以上出席している)
6. 同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
7. 過去3年以内に、偽りその他の不正の行為により、特定の給付金の支給をうけたことがない

 

年末に小さな小さな商売を始めるまでは、

日本の会社で働いて、日本社会を支えてきてくれたRさん。

もちろんちゃんと税金も払っているし、

新しい商売を始めてからは、彼の持ち前の明るさで

周りの人を楽しませてくれました。

 

私の職場のすぐ目の前にお店を出していたのですが、

私が10年間勤めていても一度も話したことがないような近隣の方と、数ヶ月でみんな友達になっていました。

 

こんなすてきなRさん。

Rさんを救う手立てが見つかりますように。