今日、初級の日本語クラスのはじめの数分間、語彙のゲームをしました。

わたしが準備したカード(それまでに習った名詞が書いてある)を1人1枚ずつ取り、その言葉を使わずにヒントを出して、他の人に当てさせるというものです。
例えば「とうふ」というカードを持っている場合、
それまでに習った言葉を駆使して「食べ物です」「白いです」「体にいいです」などのヒントを出し、他の人が答えるというものです。
漢字がまだできない学生もいるので、ひらがなとカタカナで書いてあり、文字の読み方の練習も兼ねています。
ひとりひとり、自分が手に持っているカードを見ながらヒントを出していたのですが、
モンゴルからきたBさんという学生の番になりました。
「人です」
「この教科書の中で有名です」
んんん?
どうも、人の名前が答えのようです。
「ミラーさん?」
「サントスさん?」
Bさん「いいえ、日本人です」
「松本さん?」
みんな、教科書に出てくる日本人の名前を言ってみますが、どれもはずれ。
誰も分かりません。
カードを作ったわたしも、そんなカードを作った記憶がありません。
結局、みんなギブアップでBさんにカードをみせてもらいました。
そこには
「さとう」と書いてありました。
あああああ!
私は、「砂糖」のつもりで書きましたが、
Bさんは「佐藤」だと思って一生懸命ヒントを考えていたのでした。
みんなで、「ちがうちがう、これはシュガーのほうだよ」と教えてあげて大笑い。
Bさんも、照れ笑い。
その後、授業を始めたのですが、わたしが作ってきた練習問題に「佐藤さん」が出てくること出てくること。
そのたびに、みんなで笑って楽しい時間になりました。
ちなみにこのBさん、とても心優しい学生で、
友だちが病気のときに何をしてあげたか、という練習をしていたときのこと
クラスメイトが
「飲み物を買ってあげました」
「病院に連れていってあげました」
「キスしてあげました」(??)
などと答えている中、
「(手術の)お金を払ってあげました」とのこと。
みんなで何度も聞き返しました。
今日のMVPは、間違いなくBさんでした。