アメリカ在住の妹からのメール
私には、遠く離れたアメリカ合衆国に、妹がひとりいます。
アメリカにいるという理由で、
仕事が忙しいという理由で、ほとんど日本に帰ってきません。
もともととってもドライな人なので、
電話もきません。用がなければ、メールも来ません。
そもそも、用もありません。(笑)
ということで、私たち姉妹は、
年に数えるほどしかメールのやり取りもしていません。
その、数少ないやりとりの80%が私からです。
残りの20%が彼女からなのですが、
それも、私の誕生日とお盆・正月ぐらいでしょうか?
決してオーバーではなく。
ほんとにドライなんです、うちの妹。
そんな妹から、先日メールが届きました。
最後にメールが来たのは、私の誕生日である8月末だったので、
まあ、2か月ぶりですね。
妹にしては頻繁にくれているほうです。笑
メールのタイトルは「ハロウィン」。
ああ、向こうは結構盛り上がるんだっけ?
と思ってメールを開くと、たった2行。(笑)
彼女らしいです。
・・・・・・
今日は会社でハロウィンパーティーでした。
黒のスクリームが私です。
黒のスクリームが私です。
・・・・・・・
スクリーム?スクリームってなんだっけ?
そして、メールの下に、2枚ほど写真が添付してありました。
会社の皆さんでとったと思われる集合写真。
みなさん、思い思いの仮装をしてます。
ええと、マイ・シスターはどこかな~?
会社の皆さんは大半が白人なので、
妹はすぐにわかるはずだけど・・・・・
いないわ?
あれれ???
と思ってみてみると・・・・・居ました。(多分)
そうだそうだ、これ、スクリームっていうんだった~~~。
彼女のよこで微笑んでいる同僚を見ると、
ちょっと濃いめの化粧をして
派手なドレスを着ただけのおばさまとか、
家にあった派手なテーブルクロスを
腰に巻いてるだけじゃないかと思われるお兄さんとか、
服装はいたって普通で、
ただ、耳の形だけをとがらせたお姉さんとか・・・・。
まあ、かぶりものしてる人もいますけれどもね?
妹よ・・・
なぜあなただけそんなに力入れてるんですか?(笑)
しかも、誕生日とお盆と正月しか
メールをくれないあなたが、
わざわざ写真付きでメールを送ってくるのは、
まさか自慢ですか?
この衣装、
まさか毎年着るわけにもいかないでしょう?
どうするつもりなんですか?
パジャマにでもするつもり?
ドライで、冷静で、合理的なあなたが、
なぜスクリームを選んだのか、
姉の私にもわかりません。
真っ黒な衣装で覆われていて、
元気かどうかすら、分からない写真。
逆に「見せられない何かがあるのか?」と、
姉は心配してしまいましたよ!
ま、元気でがんばって、
同僚の皆さんと仲良くしてくださいな。