私の母は、かれこれ20年以上小学生と中学生に勉強を教えています。
きっかけは、妹があまりに勉強ができず、なぜそんなに妹が勉強ができないかが理解できないからだったらしいです。
つまり、母の最初の生徒が妹だったということになります。
次の生徒は、妹のクラスメイト。
妹に教えるなら家の子にもと、友達のお母さんが頼まれたそうで、そこから生徒が少しずつ増えていき、気がつけば今に至るんだそうです。
母と電話で話すと、よく、教えている子の話をします。
だれだれが、成績は悪いが必ず伸びるタイプだとか、
だれだれは、頭は悪くないがコツコツしないから残念だとか。
そして、母の言っていることは、だいたい、当たるようです。
先日も、こどもたちの話をしていたときのこと、
「あなたは、コツコツやさんよねー。」と母がいうではありませんか。
え????
私ほど、人生コツコツ生きたことない人捕まえて、そんなこと言う??
高校卒業とともに実家をでたため、高校までの私をみて言ってるんでしょうが、
私、一度もコツコツ勉強した記憶がありません。
人生で、唯一コツコツした記憶があるのは22才の時に、とある試験を受けたときで、
その時すでに実家を出ていたし、妹も日本にいなかったし。
あまりにも心当たりがないため、
「いやいやいやいや、何をもってそう言う?」
と聞くと
「だって妹も言ってたよ。お姉ちゃん、全然してないように見えてこそこそしてるはず」と。
いやいやいや!
してないように見えたのは、そのまんま!
なんで、妹の前でしてないふりするの?
ライバルでもないのに、
「こそこそ」勉強する必要ないし!
しかも「はず」でしょ?
何百人ものこどもを見極めてきた母が、
そんな妹の言葉を信じるの?
親バカなのか、なんなのか、全然私のことを分かってなかった母にちょっとショックを受けました。
灯台元暗しよ、母さん。
それとも、私、実はコツコツできるタイプなのかな?
40年で一度しか成功したことないけど、
もしかしたら、まだ眠っているだけかもしれません。
いつか、目覚めるときがくるといいなあ。