1年遅れのルーマニア旅日記【トランシルバニア地方編】
1年前のルーマニア旅行の続きです。
さて、私がはるばる日本から来るからと、
会社の休みを取ってくれたルーマニア人の友人Aさん。
彼も一度行ってみたかったという、
トランシルバニア地方に一緒に行くことにしました。
私は、電車でのんびり旅行が出来たらいいなと
思っていたのですが、Aさんいわく
「日本の新幹線とは大違いだからダメ!!汚いよ。遅いし。」とのこと。
汚くても遅くてもいいから
電車に乗りたいといっても、絶対だめ!!とのこと。
まあ、彼なしにはこの旅行は成り立たないので、
おとなしく言うとおりに従うことにしました。
そういえば、スリランカでも
現地の友達に電車に乗らせてもらえなかったなあ。
そういうわけで、Aさんと私は、
Aさんが働く会社の社長の弟さんに
バイトとしてドライバーをやっていただくことに。
とっても陽気なGさんという方、
あとあと分かったのですが、私と同じ1974年生まれ。
素敵な出会いになりました!
さてさて、トランシルバニア地方といえば、
これまた「ドラキュラのお城」ぐらいしか知らない私。
次回はもうちょっと勉強してから行こう!
1年経って、
どういうルートで回ったかすっかり忘れてしまいましたが、
とにかくどこをとっても良かった。
残念ながらここで一番思い出に残っているのは、お城の中ではなく、
このころになると、冗談を言って笑いあう仲になった
ドライバーのGさんが、
ルーマニアのやり方を教えてあげるといって、
進入禁止のところに車を入れたこと。
もちろん、係の人が「だーめー!」と
文句を言いに来るのですが、そこですかさず
「A、お金!急いで急いで!」といい、
私の友人にお金を準備させ、その準備したお金を渡したら、
あっさりと進入禁止のところに入れてもらえたこと!!
Gさんいわく、「あんなところに停めたら、
めっちゃ歩かないといけないでしょ。こっちのほうがいい」。
「ルーマニアは秩序がない国だ!」と言っていましたが、
自ら秩序を乱すGさんでした。笑
それから、シビウという町にも行きました。
私はここが一番気に入ったかな~。
こんなに美しい街なのに、観光客がいないところも気に入りました。
さて、ここを歩いていると、
あちこちからドイツ語が聞こえてきます。
でも、どうみても観光客には見えない人たち。
道路に座って、ただ話しているお兄さんとか。
ザクセン人(12世紀ごろからのドイツからの移住者)なのでした!!
他にも、遠足で来ているザクセン人の学生と引率の先生にも出会いました。
(最初ドイツ人だと思っていたら、
たまたまお話しする機会があり、聞いてみるとザクセン人とのこと。)
その先生とやら、おそらく70歳以上なのですが、
日本にも来たことがあるっておっしゃってたな~。
ドラキュラの生家もここです。
そして、↓↓これが、ドラキュラのお城ブラン城の中。
ここはさすがに観光客が多かったです。
ドライバーのGさんは、ご両親が学校の先生だったそうで、
子供のころから何度も来たことがあるんだそう。
もう、見飽きたよ~!と言ってました。
これまた余談ですが、去年の夏、旅しながら、
このような写真をフェイス●ックにアップしていました。
なぜかというと、カメラをなくしたり、
盗られたりしたときに思い出が残らないのはつらいと思ったからです。
いつなくしてもいいようにと、
じゃんじゃんアップしておりました。
アップしながら、ほかの人がフェイスブッ●にアップする写真も
見ていたわけですが、ある日、
なんだか、私がヨーロッパで見た
お城のようなお城の写真がアップされているではありませんか!
でも、なんだかみんな割と軽いノリでアップしています。
ってか、この子ら、
この夏ヨーロッパ旅行するとか言ってたっけ???!と思い、
「これ、どこですか?」とコメントしてみました。
すると・・・・・
「USJのハリーポッ●ーのお城です。」という答えが。
あ~~~~!!(笑)
てっきりヨーロッパのどこかだと思っていたけれど、
あんなところにもあったのね!!
確かに私も、いろいろなところを見ながら
「まるで映画のセットだわ」なんて思ってましたしね。
しかし本当に、トランシルバニア地方は、素晴らしかった。
いつかまた、機会があれば行ってみたいです。