にわとりが先か、卵が先か(ビザ申請の話)
最近、長期海外出張の準備で忙しいマです。
ここいらから、記録しておいたほうがのちのち役に立ちそうなので書いておきたいと思います。
さて、正確には、長期海外出張ではありません。「長期」「海外」は合ってるんですが「出張」ではないのです。
実は、今の学校を「休職」して、海外の学校に「雇用」される予定なのです。半年の期間限定で!!
今までは職場内での調整が大変だったのですが、これからは渡航のための準備が大変になります。
今後も似たようなケースがあるかもしれないので、忘れないように記しておきたいと思います。
まず、行先はドイツ・ハイデルベルク。
日本語教師として。この春4月1日からのお話しです。
一応、うちの職場での「休職」が認められ、あちらの学校からも招聘状がきたので、ビザ申請しようとしたら
「渡独してからビザを書き換えてください。日本でも申請はできるが、2,3か月かかる。日本で申請するにしても、労働局による労働許可書がいる。それはドイツで取るものだから、結局ドイツでした方が早い。」と言われました。
この労働許可を取るためには、雇い主が「雇用契約書」を出す必要があるんですが、
雇い主はビザがないと契約が出せないとのこと。笑
にわとりが先か、卵が先かという感じです。どの世界でも同じなんですかね~。
そういうわけで、「労働許可を出してくれたら、必ず雇用契約をします」という旨を、
私の雇用主が作成してくれることになりました。ありがたやーありがたやー。
この辺の交渉を、現地の日本人の日本語教師の方がしてくださっているので、本当にありがたいです。
ちなみに、その日本語教師の方が、私の代わりに半年、こちらにいらっしゃる予定です。
つまりは、わたしと彼女が入れ替わるんですね。
交換留学ならぬ、交換教師?
当初この話がもちあがったときは、お互いの給与などはそのままにして、(つまり、お互い長期出張)行く、
ということで話が進んでいたようなのですが、
ドイツ側の規定により、在職期間中に3週間以上海外には行けないということが分かりました。
(それ以上になると、給料がもらえない)
これはどうしても動かせないことらしく、では仕方がないと、日本が折れ、いったん私は休職をすることに。
(ここらへんからだんだん話がややこしく、大きくなってきた)
ドイツ、頭かたいなー、こっちは対応できるのにさーと思っていたんですが、その後の展開をみると、
細かい所では日本が頭カタい!!!!
私のざっくりした感想では、ドイツは、大きなところは揺るがないんだけど、その大きなところさえ決まれば、
あとは小さい部分はその大きな目標達成のためにフレキシブルに動けるかんじ。(少なくとも今回の話に関して)
でも日本は、(繰り返しになりますが、今回の話に関してです)、
大きなところは合わせられるのに、細部はめちゃくちゃこだわる。
なんでも、名目とか、項目とか、かなり細かい所を設定しないといけません。
いや、どんぶり勘定ではいけないことはもちろん分かってるんですけど、なんだか木を見て森を見ず、というか
本末転倒というか、なんかそこらへんのバランスが崩れそうな気がしているのは私だけでしょうか?
(私だけかもしれません。笑)
とにかく、今回のやりとりで、日本とドイツの進め方(の一部)を見ることが出来てとても勉強になりました。
人生、何事も勉強です!!
ドイツ大使館・領事館のホームページに書いてあるビザ申請に必要な書類以外にも
追加資料を求められることがあるらしいので、
必要になるかもしれない文書は今のところ英語で準備をしているところです。
1.履歴書、経歴書
2.最終学歴の卒業・修了証明書
3.在職証明書(ただし3月末まで)
4.人事異動証明書(4月から休職するので)
1.と2.は、ずいぶんまえに、海外に応募しようとおもって準備していたことがあったので、助かりました!(笑)
人生、何がいつ何時助けになるか分からないものですね(笑)
当時、履歴書を出したそこには落ちてしまいましたが、こんな形で再利用できるとは!
(最終学歴の証明書なども、そのときに英文で取っておいたのでした!えらいぞ、私!!)
ビザ申請はこれからが本番で、これが下りなければ授業が教えられません。
ちょっとゆるい国(たとえば韓国とか)だと、
観光ビザで入って、書き換えている間に働くということも可能らしいんですが
ドイツはそういうことが出来ないんだそうで、かならず労働ビザが下りるまで働けないそうです。
(ま、そりゃそうですよね)
なんとかビザがすぐに下りることを願ってます・・・・・。
また、いろいろな準備日記をアップしていきたいと思います。