こちらの授業が本格的に始まりました。
自分が教えるのと同時に、ドイツ語レッスンにも通い始めました。
そしてさらに、何を血迷ったか、わたくし、サンスクリットも始めてしまいました。
今日は、「仕事」「ドイツ語」「サンスクリット」についてメモしておこうと思います。
まず、仕事の日本語教育。
日本語を始めて半年たった学生たちのクラス、二年目の学生、それ以上の学生と、なんとなんと全部で10コマ(90分)もあります。
語学の授業は、専門に比べると軽いと思われるので(言語は単なるツールだから、ということらしい)
日本の大学でも語学を教える人はコマが多いのですが、それにしても10コマは多いです。
幸い、そのうち二つは、同じ内容を二回やればいいので負担は減りますが、でも相手が違うのでやっぱり大変ではあります。
何より拘束時間が長いから!
でもでも、学生たちは本当にかわいくて、教えることがストレスにはならず、喜びをもたらしてくれるから、幸いです。
この間、クラスで日付を練習しました。
日本語の日付って、まあまあ複雑。
ついたち、ふつか、みっか、、、とおかまでは、バラバラに覚えないといけません。
そのあと、じゅういちにち、じゅうににち、と続くものの、じゅうよんにちではなくて「じゅうよっか」。
というわけで、みんなに誕生日を言わせていたら、
「じゃ、先生はドイツ語で自分の誕生日を言って!」
仕返しですかね。(笑)
でもみんな、私のへたなドイツ語を温かく見守ってくれるので、すごくありがたいです。
つぎに「ドイツ語」
私が勤める大学は、学部レベルの学生が通うコース以外にも、研究者や教員のためのドイツ語コースというのが開かれています。
週に2回、火曜日と木曜日の夜に90分ずつです。
全部で25回くらいありますが、それでなんと150ユーロ!かなりお得なコースです。
でも、とてもいい先生がそろっていると思います。
同じ語学教師として、学ぶものも多く、また、同じクラスにも友達ができて、とても有意義です。
なんとか、最後まで続けたいものです。
それから、「サンスクリット」
これは、流れで習うことになりました。
遡ること一年前。去年ここに来たときに、日本人の同僚が私に一人のドイツ人の同僚Wさんを紹介してくれました。
彼は、日本語の文法をドイツ語で教える人なんですが、少数言語オタク。(笑)
いや、オタクではなくて研究者なんですけどね。
アイヌ語、アメリカの少数言語、チベット語、あと、映画で使われた人工言語なんかもいろいろ出来るそうです。
いるんですよねー、世の中にはこんな天才が。
彼が出来る言語の中のひとつがサンスクリットでした。
話は戻って、
一年前、同僚がそうやってこのWさんを紹介してくれたとき、挨拶をして、私は少数言語の中ではチベット語に関心があると話しました。
というのも、チャット友達である内モンゴルの馬頭琴の先生が、チベット仏教を学ぶためにチベット語を勉強しているんですが、とても難しいと言っていたのです。
それに、あの文字もおもしろいと思ったので、Wさんにそう話しました。
そのときに、どんな流れだったかは忘れたんですが、サンスクリットなら教科書を持っているという話になり、
半年間、彼の本を貸してもらいました。
しかし、去年の半年は、毎日が精一杯で、なかなかサンスクリットには行き着かず、結局なにも手をつけないまま、本をお返ししました。
そのまま返すのは申し訳ないので、日本の風呂敷につつんで、メモを挟んでお返ししたのですが、
彼はそのままとっておいたそうです。
今回再会したとき、「じつは、僕は、サンスクリットを一緒にすることをまだ諦めていないんですよ」と言われ、
今度こそ!と一念発起したというわけです。
しかし、サンスクリット、気軽に足を踏み入れるのは間違いでした。(笑)
この話は、また別の機会に書きます。
でも、彼は学生から定評のある先生で教え方がものすごく上手。
彼についていけば、楽しく学べそうです。
ちなみに、サンスクリット語、彼はマスターするのに6年かかったそうです!
動詞の活用か何かが700あるんだそうです。笑えますよね。
私は死ぬまで無理だろうな。。。
とりあえずわたしは、文字が読めるようになればいいと思うことにします。(笑)
こんなふうに、あっという間に毎日が過ぎていきます。
幸せ。