二人で妄想
今日、ドイツ時代に実家にお邪魔したりした、仲良しの元学生Aくんとメッセージのやりとりをしていたときのこと。
最初は、彼が日本語のことで質問してきました。
質問に答えたあと、私からも質問。
先日彼のお兄さんが日本に遊びに来ていたというので、お兄さんが日本で気に入ったものはあるかと聞いてみたところ、
「日本のビール!」と言います。
ビールの国から来た人が、日本のビール?
それは、意外だね、などと話していたのですが、気がつけばAくんがドイツで日本語を教えるバイトを始めるという話題に。
ひらがな、カタカナから、簡単な会話などを教えるクラスがあるんだそうで、
「文字は楽しくないから、会話だけ教えたい」といい始めました。
確かに文字だけで100近くもあるひらがなカタカナは大変でしょう。
そこで、イメージで覚える本やカードがあるのよ、と紹介しました。
たとえば「い」という字は、Hawaiiの最後のiiみたいな形(そして、音もハワイのイ)、というかんじで覚えるんです。
そんな話から、
「すごく面白いやつを二人で作って、ドイツで売ったらどう?」という流れになり
盛り上がること盛り上がること。
本とカードをセットにするとか、練習帳にするとか、音声はmp3でダウンロードできるようにしようとか
ひらがなとカタカナは別売にしようとか。
楽しいねえ、と私が言うと
「うん、今ね、この本が世界で売れて、僕たちがアメリカのテレビ番組に出演してるところを妄想してた。」とのこと。
「最初は、ビールの話なんかしてたんですけどね、気づいたら、本の話になってて」と、インタビューに答える私たちを想像していたんだそうです。
ははははは
そういえば、ドイツで一緒に旅するときも、いつも二人でバカなことを妄想しては笑ってたなあ。
果たして、私たちのひらがなカタカナ練習帳が、世に出ることはあるのでしょうか?