マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

「付き合ってるんじゃないよね?」

去年の7月に韓国陸軍に入隊したGさん。
以前、こんな記事を書いていました。 

shiroutotabi.hateblo.jp


当時はメッセージのやりとりのみでしたが、

気がつけばここ数ヶ月は

毎週土曜夕方の国際電話が恒例行事となりました。

電話代が高いので、気になる私は早めに切ろうとするんですが
「声を聞くことで、元気が出るからお金よりも大切です」なんていいながら、
1時間くらいたっぷり話しています。

最初のころは、

とにかく愚痴と弱音とため息ばかりだったのですが、

少しずつ変化してきました。
彼に何があったのかは知らないのですが、

「楽しい話ができなくて、愚痴しか言わない僕の話に、

いつも付き合ってくれてありがとうございます」とか

「手紙は何回も何回も読みなおしています。

どんなに元気が出るか分かりません。」とか
よく感謝の気持ちを表すようになりました。

また、「軍隊に入ってなかったらこんなことには気づかなかった。」

などというようなことも言うようになりました。
これには、私もビックリ!

「軍隊に入って良かったねえ!」と言おうとしたその瞬間、
「勿論早く出たいですけど」と付け足すのを忘れませんでしたが。(笑)

この間は、

「最後に手紙が届いてから、かなり経ちました。

そろそろ次の手紙が欲しいなあ。」

なんて可愛いことも言うじゃありませんか。
毎週電話をかけてくるので、正直話題もないのですが、
とにかくどんな内容でも嬉しいというので、
「じゃ、アラビア語のことでもいい?」と言うと
「はい!面白そうです。」とのこと。

ほんとかなー?
ということで、電話を切ったあと、
早速、4枚の便箋1枚1枚の裏表に

「Gさんへ」
「辛いときに読んでね」
「日本語の宿題」
アラビア語講座

などタイトルをつけて書き、すぐに送りました。
「日本語の宿題」というのは、
軍隊で日本語を忘れそうだというので
私から日本語の問題を出し、

返事の手紙に日本語で答えを書いて

送ってもらうことにしたのです。(笑)
Gさんからは、あちらの写真を送ってもらうことにしました。

「田舎だから何もないんだけど、

何を送ろうかなー?」と、ちょっと楽しそう。
最近は、よく笑うようになったので、本当に良かったです。

来年4月下旬まで、あと11ヶ月。
夏が来て、秋が来て、冬が来て、春が来て。
まだまだ先は長いですが、
私の手紙を待ってくれている人なんてそうもいないので(笑)
頑張って応援したいと思います。

あとは、今年中に必ず一度面会に行くと約束したので、

これも果たさなければ!!
とまあ、こんなことを日本人の友達に話したら
「付き合ってるんじゃないよね?」と言われました。(笑)

韓国の人なら
「私も弟が軍隊行った時、毎日電話が来た」とか
「軍隊は本当に辛いからねー」とか

そんな反応なんですけどね。
日本では兵役がないから、なかなか理解してもらえないのかな?
お隣の国ですが、似ているようでいろいろ違う韓国と日本でした。