先日、出張で東京に向かっていたときのこと。
大雨で新幹線が遅れていて、「のぞみ」は、指定席も自由席も満席。
立ってまで乗っているひとがいました。
払い戻しのために、窓口に並んでいるひとも。
私は、夕方までにホテルに着けばよかったので、ゆっくり「こだま」に乗ることに決めました。
こだまだと、もちろん時間はかかりますが、席には空きがあって座れたのです。
そうだ!
まだまだ時間があるから、これはアラビア語の練習にちょうどいいと、アラビア語の本を広げて、練習を始めました。
しばらくしてお手洗いに行って戻ってくると、
隣の男性が「アラビア語ですか」と声をかけてくださいました。
「はい。まだほとんど出来ないんですが。」というと、
「実は仕事でアラブ諸国によく行くものでね、本をみて、あらっと思いました」とのこと。
まあー!
なるほど、それで髭を生やしておられるのかな??
お互い時間もたっぷりあるので、しばし、その方のお話しを伺いました。
会社には、サウジアラビアからの方もおられること、
アラブ諸国の駐在、とくにサウジアラビアは外国人でもお酒を飲んだら犯罪になるから辛いこと、
他の国は、免税店でお酒を買って持って入ったりもすること、
サウジアラビアは、お祈りの時間はお店が閉まるので、うっかりしていると買い物もろくに出来ないこと、
あちらで結婚式に招待されたことがあるが、(男女別れるため)最後まで花嫁に会えなかったこと
などなど、面白い話をたくさん聞かせていただきました。
アラビア語が引き寄せてくれた素敵なご縁でした。
ああ、私もいつか行ってみたいなー!