マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

メウンタン

釜山にきてからできた唯一の「行きつけの店」。
行きつけの店といっても、おしゃれなレストランやカフェではありません。

それは、チャガルチ市場内にあるとある魚屋(笑)。



釜山はテグに比べて魚が安く、刺身も新鮮でおいしいのが食べられるってことで、
2月末に釜山に引っ越してきてから、多いときには毎週末のように通ってました。
最近は、2、3週に1度になってしまいましたが。


ここでは刺身はとっても安いので、2人で2万ウォン(2500円程度)あれば
刺身だけで「おなかいっぱいだー」となってしまうほどです。
(まあ、韓国ではゴマの葉やらサニーレタスやらに包んで食べるんですが)

正直言うと、やっぱり日本の刺身のほうが断然おいしくて、比べ物にはならないんですが
それでも、値段と量を考えると、幸せな気持ちになれるのは確かです。


ところで、この行きつけの魚屋さん、
魚をそこでさばいてもらって刺身にしてもらったものを、持ち帰ることもできますし
もう少しお金をプラスすれば2階にあがって、ご飯を食べたりお酒を飲んだりすることもできます。


私はいつも持ち帰って家で食べているんですが、そうするといつも聞かれることがあります。




「今日はメウンタン作られますか?」




メウンタンとは、日本語に直訳すると「辛いスープ」なんですが、
刺身にした後に残ったアラに、大根やきのこなどと一緒にコチュジャンそしてにんにくなどを入れて
スープにしたものです。

見た目まっかっかだし、確かに辛いのですが、やみつきになる味!!


韓国料理初心者にはお勧めしづらい部分もありますが、
韓国に4、5日滞在するなら最後のほうに一度ぐらい食べても良いかもしれません。



話を戻しますと、その魚屋で刺身を注文した際に聞かれる「アラ」ですが、
作り方も分からず、あんな深みのあるおいしい味が私に作れるわけないと思って、
いつも「今日は結構です」と言って断っていました。


しかし、お店のおばさんが



「大根とちょちょって煮るだけでいいのよ、簡単だから!」と何度も勧めてくれたので、
この間、初めて「メウンタン」に挑戦してみました。



そしたら、深みのあるおいしいスープが、意外に簡単にできてしまいました!
今まで手が届かないと勝手に思っていたものが、家庭でもできるなんて!


日本にいらっしゃる皆さんは、にんにくをたくさん使う料理は難しいかもしれませんが、
火も通すことですし、そんなににおいも残らないかもしれませんから、
チャンスがあったら是非作ってみてください!!



◆◇◆メウンタン材料および作り方(適当です)◆◇◆

魚のアラ(あるだけ。でもなべの3分の1より多くないほうが良いかも。なければ白身の魚)
大根(5~6センチぐらい。3ミリぐらいの薄さにスライス。火が通りやすく食べやすいサイズならOK)
えのき(適当に。)
セリの茎・葉(あれば。においがだめな人はなくても良いがあるとおいしい)
白ねぎ(適当。3~4センチが4,5本あれば十分?)

コチュジャン(お好みに合わせて。辛いのがOKなら大さじ2とか3とか。)
味の素(あれば。ちょこっと)
唐辛子の粉・唐辛子(お好みに合わせて。)
コショウ(少々)
にんにく(3、4粒ぐらいをつぶして。においが気になる人は少なめに。でも多いとおいしい)
水(1、2カップ


これらを全部煮たら良いんですが、セリやきのこは最後の最後でよいと思われます。



あまりに適当すぎて分からない方、ご連絡ください。
もう少し丁寧にご紹介しますー。