別れの季節
ものすごく久しぶりにブログを書きます。
去年の夏の、ルーマニア旅行の思い出をアップしてないのに・・・。
ルーマニアをアップしてから書こうと思っていたらいつまでたっても書かないので、今日は他のことを書きます。
春と言えば、別れの季節ですね。
最近、かわいい学生たちが帰って行って、とてもさみしい気持ちになっていますが、
今日また、一人の学生がお別れを言いに来てくれました。
彼は、インドネシアから来た学生。名前はAさん。写真撮影がとても上手な人です。
日本には3年いました。
最初の2年ぐらいは、日本のやり方、日本人の考え方などいろいろ理解が出来ず、
本当に、本当につらかったそうです。
よく、私のところに愚痴というか、相談というか、に来ていました。
自分の先生の言うことは100%正しいけど、それができない自分がふがいない。
先生は、自分のことを思ってくれているから厳しいのだろうけど、自分は期待に応えられないと。
そんなふうにいう彼に、何もいえず、ただただ、話を聞きながら応援するしかありませんでした。
そんな彼が3年目、私のところに相談にこなくなりました。
「マ先生、ぼく、自分の先生のことが好きになり始めました。本当にすごい先生です。」と、
たまに会うと、嬉しそうに報告してくれました。
以前に比べて笑顔も増え、本当に安心しました。
そして先日のこと。
「先生に話があるから、今度会いに行きます」と彼。
私もそろそろ帰国の時期が近付いていることを知っていたので、何をしに来るかはわかっていました。
今日、彼はやってきました。
そして、「先生、紙とペンある?」といいます。
何かメモしたいのかなとおもって、きれっぱしをあげると、インドネシア語を書き始めました。
そして、書き終わった文を見ながら、深呼吸をして、その紙に書かれた歌を歌い始めました。
何の歌かぜんぜん分かりませんが、その彼の優しい声をきいて、涙があふれてきました。
おわかれのプレゼントに、歌を準備してくれるなんて・・・・。
歌い終わった彼は、こういいました。
「これは、マ先生のような人の歌です。僕は、この歌を聴くたびに、これからずっと先生のことを思い出します」と。
ただ、歌ってくれただけじゃなくて、その歌を聴くたびに私のことを思い出してくれるなんて・・・。
それから、つづけて
「僕だけじゃなくて、ここの留学生たちは、先生がいて本当にラッキーです。
どんなに辛くても、ここに先生がいる限り、ここの留学生はみんな大丈夫です。
だから、先生、絶対にこの仕事を辞めないで。先生にはこの仕事が天職です」と。
ダーーーーー(号泣)
辛くても、もう少し頑張れそうです。。。
ありがとうAさん。そして、おめでとう!