マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

試験期間も恋の話

ただいま、期末試験期間中。


私が担当しているクラスは、ほとんどが会話のクラスなので、
今回はすべて私と学生さんの1:1で試験をすることにしました。


1人1人の学生さんに時間を割り当て、時間になったら教室に入ってきてもらい
私と向き合ってテストをするのです。


緊張しているためか、全然こちらを見てくれない学生さんもいれば、

テストとはいえ、ネイティブの先生と1:1で話せる貴重な機会だと思って
試験が終わってからも帰ろうとしない学生さんもいます。

中には「先生、私を忘れないで!」という手紙までくれる学生さんも。かわいいもんです。



今日も、ある男子学生さんとのテストが終わり、
「お疲れ様でした。これで全部終わりです。」と、出て行くよう促そうとしたときのこと。



「先生」と何か言いたげ。


何のことかしら?成績のことかな?と思って聞いてみると、





「恋人と、別れることにしました。」




あ、あら唐突に。


まあ、次の学生さんのテスト時間までまだ少し余裕もあったし、
話したそうだったので、少し話を聞くことにしました。




「お互い好きは好きなんですけど、なんだかいろいろ疲れてしまって。」
というのが、別れることにした理由だとか。


「お互い好きなのに別れなきゃならないの?」
と、子供みたいな質問をする私。どっちが先生なんだか。


「まあ、そういうこともあります。」とちょっと得意げに彼。


そして・・・


「まあ、僕まだ若いですから☆」





グサリ。



彼は無邪気に笑っています。

私もつられて、笑いました。でも心は泣いていました。笑




それから、こないだ別のクラスで授業をしていたときのこと。
試験直前だったので、最後の10分程度は自習ということにしていました。


「質問がある人は、私が近くに来たら手をあげてください」といって、まわっていたときのこと。

ある女の子が手をあげたので行ってみると、




小声で

「先生、最近デートしてますか?」



「試験の質問じゃないのぉぉぉ~」と思わず大声を出してしまった私に、
あわてた彼女が「先生のことが好きだから、気になって」とウインクしながら付け加えました。

彼女のウインクに、怒る気にもなれず「心配してくれてありがとう。」とだけ答えました。


そこでやめてくれないのが我が愛しの学生さん。



「本当にデートしているんですか?」
「いつデートしましたか?」
「今度はいつデートする予定ですか?」(←「○○する予定」という表現は試験範囲)


普段の授業では、あててもあまり答えてくれないくせに、
こういうときだけは、よくもまあペラペラと出てくるもんです。



みんな、恋の話になると途端に日本語が上手になります。


試験期間中だろうが何だろうが、関係ないんですね。