韓国にきて、早いもので2年近くになります。
最初はハングルもほとんど読めず、何もわかりませんでしたが、
この2年の間にいろんなことに慣れてきた気がします。
日本と韓国の小さな違いも分かってきました。
たとえば、日本ではお茶碗を持って食べるけど、韓国では置いて食べるとか。
(まあ、これは韓国に来る前から知っていましたが)
一通り、カルチャーショックも体験し、
ああ、だいぶ自分も韓国に慣れてきたなあと思っているのですが、
未だに全然慣れないものがあります。
それは、韓国式の表現・冗談です!!
未だに、おもわずドキッとすることもしばしばあります。
先日、あるクラスで冬休みの計画について話してもらっていたときのことです。
順番にあてていったところで、
ある男の子が「先生の計画は?」と聞いてきました。
「私ですか?今はまだ全然分かりません。」と答えると、
その彼、何の恥ずかしげもなく
「冬休みは、先生の側にいてもいいですか?」といいます。
聞いた瞬間、顔が真っ赤になってしまいました。
だって、こんなこと誰にも言われたことないんだもん!!!
他の学生は、「わー、先生赤くなってる~!」と面白がっています。
っだ、だってーっ!!
(*注 この学生は、決して私のことを口説いているわけではありません。)
こんなの、こちら韓国では、ごくごくフツウのリップサービスなのですが、
2年経った今でも私はまだ全然慣れていません。
また別の日の出来事です。
別学科の学生だけれど、日本語を勉強したいらしく、
次の学期には是非とも日本語の授業を受けたいと言ってきた学生がいました。
「来学期は是非とも先生の授業を受けたいのですが。」というので、
「残念ながら、来期は私は(もう辞めていて)ここにはいないんですよ。」と答えると
「そうですか~~~。ああ、追いかけて行きたい…。」と。
追いかけるって、あなた・・・。
(*注 初対面の学生です)
そう、これも、韓国では深い意味はなく、
ごくごくフツウの表現(強いて言うなら礼儀?)らしいのです。
他にも、じっとみつめられるので「どうしましたか?」というと
「好きだから。」
(*注 恋人同士の会話ではありません。)
友だち同士でも「サランへ(愛してる)」とか
「私の夢を見てね。」とかフツウにいいます。
日本のお隣の国韓国。
人の見た目もそんなに変わらない韓国。
韓国語と日本語は文法も似ているけれど、話している中身は全然違う!!
この国にいたら、
寂しいなんていう思いとは縁遠くなるかも知れません。