みなさまこんばんは。
風邪を引いて、声がでないマです。
ああ、商売道具なのにー。涙
こんな日は、早く家にかえって、あたたかくして寝ろって感じですけど、
うれしいことがあってここに書くことにしました。
それは、私に韓国人の弟ができたことです。
弟になったのは、今度卒業する4年生の男の子。
別の学科の学生さんだからか何なのか、クラスの中ではとても静かな印象しかない子でしたが
律儀な彼はきっと卒業前にお礼がしたかったのでしょう。食事に誘ってくれました。
学期中なら、成績のことを気にしての賄賂じゃないかなんていわれかねないので
お互いのためにも行かないほうがいいんですが、
今は冬休み。それに、彼はもう卒業!
ってなワケで、食事に行くことにしました。
食事が終わって、散歩をしているときのこと。
文化の違いみたいな話から、きがついたら彼が私のことを「ヌナ」と呼びたいということになっていました。
ヌナとは、年下の男性が親しい年上の女性を呼ぶときの言葉で、日本語にすると「お姉さん」でしょうか。
そんなに親しい間柄でもなかったけどなぁ、と思いつつも、
もう卒業するわけだし、問題もないのでOKしました。
その日以降、彼から電話や携帯メールには、
「ヌナ、今日はなんだか声に元気がないようですが、何かありましたか?」とか
「ヌナ、今度ヌナが旅行に行く○○というところは、私のおばが住んでいるところですよ!」とか。
これまでもフツウに、他の学生さんも
「先生、元気なさそうですが、どこか悪いですか」とか
「先生、今度私のふるさとにも遊びに来てください」とか言ってくれていました。
言われている内容はほとんど同じなのに、「先生」と「ヌナ」ではずいぶん印象が違います。
急に、この学生さんのことが弟のように思えてきたから不思議です。
呼びかけって、本当に不思議な力があるんですね。
彼は春から日本に行くかもしれないらしく、
もしそうなるときっと今みたいに電話なんかも来なくなるとは思うんですが、
でも、弟ができたっていうのがなんだかうれしい今日この頃です。
時々、人間関係のつながりのあまりの強さに入っていけなくなることがある韓国生活ですが、
そんなに悪くもないな、と、ちょっぴり思いました。