寮の警備のおじさん【見た目で判断しないで!】
私は寮に住んでいます。
寮は、学生寮と教師用の寮があるのですが、同じ敷地内にあります。
建物は別なのですが、同じ警備員さんの横を通って、
門をくぐって、それぞれの寮に帰ることになっています。
学生には門限があり、11時までにその門を通らないといけません。
しかし、教師には門限はなく、基本的に何時でも良いことになっています。
仕事もあるし、学生じゃないんだし、当然ですよね。
私は普段、同じフロアにオフィスがある中国人のちょっと年上の先生と一緒に、
夜中の12時ごろ帰っています。
警備のおじさんは、私たちをみるとにこやかに挨拶してくださいます。
しかし、昨日は違っていました。
昨日は遅くなってしまい、私はひとりで1時ごろ寮に帰ることになったのですが・・・
なんと、いつもはにこやかに挨拶してくださるおじさんが、
すごい形相で立っています。
そして、時計を指差しながら韓国語で、
「何を考えているんだぁ!こんな遅い時間に!ガミガミガミガミ~~~」
と怒鳴っているではありませんか。
えええええっ?????
いつもは、にこやかに挨拶してくれるおじさんなのに、なんでぇ??
どう考えても私を学生だと思っているんだわ!
ひどい。
あんなに毎日挨拶してるじゃないの~。
そうか、私の顔なんて全然見てくれてなかったのね。
明らかに40代ぐらいの中国人の先生だけ「認識」してたんだわ。
そのまま謝っても済みそうになかったので
おずおずと、「わたしは教師なんですけれども。」といってみたら、
おじさん「で、でも、もっと早く帰ってくるべきです!」と言っていました。
ひどいなあ!!
「先生でしたか~失礼しました~」でいいじゃない!
一言も謝ってくれないので、なんとなく悔しくて、
わたしも「仕事だったんですけど」と言い返してみました。
無言で目をそらす警備さん。そうきたか!!
彼は最近入った夜の警備員さんなのですが、
昼の警備員さんも、私のことを認識してくれていない様子です。
寮にはたくさんの学生も住んでいるのだから
一人一人覚えるわけにいかないのは当然といえば当然ですが、
その態度の差が激しすぎるのです。
海外からの郵便物などは、
警備室で預かってもらうことになっているのですが、
郵便物の有無を確かめようと「あのー」と声をかけると
ものすごくぶっきらぼうな声で「なんだ!」と怒鳴られます。
「すみません○○館(教師用の寮)の○○号室ですけど、荷物届いていませんか」
というと、教師用の寮と分かってハッとしたのか、
「いえっ、まだ届いておりませんです!」と、いきなり口調が変わるのです。
おじさま方…。
そんなに学生と先生で態度変えなくてもよいんではないでしょうか?
教師だから得をすることも多かった韓国ですが、
たとえ見た目で判断したとしても、
態度にあそこまで分かりやすく出すのは、なんとかならないものでしょうか。