爪切りの思い出
写真はちなみに、先日、通勤途中に立ち止まって撮ったものです。
立ち止まって撮っていたら、知り合いに見られました。(笑)
さて、本題。
最近、爪が伸びてきたなあと思っていました。
でも、なんとなく切りそびれていました。
爪を切らなくちゃと思い始めて3日目くらいの朝のこと。
職場の隣の部屋(ドアが開いていてつながっている)からパチン!と音が聞こえました。
爪切りのことで頭がいっぱいだった私には、その音がなんの音かすぐに分かりました。
爪切りしてる~!!
小走りで隣の部屋に行くと、案の定同僚のYさんが爪切りをしていました。
おおおお~。私も切りたい…。
家に帰るまで我慢すればいいんでしょうけど、気になりだしたら止まりません。
人に爪切りを貸すなんて、いやだ!と思う人もいるんじゃないかと思いますが、
同僚のYさんは、おおらかなO型。ちょっと勇気を出して聞いてみました。
「あの~、爪切りお借りしてもいいですか。」
すると、快く貸してくださいました。
やった~。おかげさまで無事、3日間のモヤモヤが解消されました!
それにしても他人に爪切りを貸すって、Yさん抵抗なかったかなあ?
私って前からこんな人間だったかしら???
と、爪切りについてあれこれ考えていたら、私は以前、もっとすごいことをしていました。
あれは確か3年前の真夏、友達と2週間くらい韓国、中国を旅行していた時のこと。
2週間の長旅というのに、私も友達も爪切りを準備するのを忘れていました。
友達も私も、爪が切りたい気持ちでいっぱいでした。
あと2、3日で家に帰れるということが分かっていたのですが、気になりだしたら気持ちが悪い。
なんとしても爪が切りたいのです。笑
しかし、そこは観光地(天安門広場、故宮博物館)なので、お土産やしかありません。
仕方がないので、お土産やで、お土産を吟味するふりをして爪切りを探しました。
が、そんなに都合よく爪切りが見つかる訳はないのでした。
爪切りを探し疲れて(ウソ)、さらに、夏の北京の暑さ(それはひどい!)でバテバテの私たちは
故宮博物館の入り口の広場の日陰になったところでちょっと一休みすることにしました。
ミネラルウォーターをぐびぐび飲み、「あづい・・・」と座り込んだその時、
「パチン、パチン」という音が聞こえてくるではありませんか!
そう、誰かが近くで爪を切っているのです!
見てみると、ある母親が子供の爪を切ってやっていました。
友達と私は顔を見合わせました。
「行け!」と私に目でGOサインを送る友達。(友達は中国語が全くできないので、借りるのは私)
マ:「でも、全然知らない人のだよ??」
友:「ちょっと切るだけだから、大丈夫。行ってきて!」
マ:「え~~~、でも・・・。」
友:「いいってば!このまま家まで我慢できない!お願いだから!」
という、友達の強引な決断により、お願いしに行くことに決定。(行くのは私)
幸い、子供の爪を切ってやっていたお母さんは快く貸してくれました。
「ありがと~」とご機嫌の友達。
最初は友達だけが切ればいい、私は我慢しようと思っていたんですが
見ていたら、我慢できなくなってきました。
そして、きがつけば私もパチン、パチン…。
インターナショナルに人に借り物をする私なのでした。(笑)