8月16日木曜日、晴れ。
ちょっと間が空いてしまいました。
今日が9月16日ですから、1か月前のことをアップすることになります。
あれからもう1か月も経ったのかあ~~しみじみ。
さて、8月16日の朝、私たちはモモくんの実家であるゲルで目が覚めました。
時間は、5時だったのかなあ?
定かではありません。
なんせ、モモくんの家には掛け時計がありませんから。
モモくんのお母さんと、
お兄さんのお嫁さんが二人で朝ごはんを作ってくださっています。
朝ごはんは、ミルクのお粥のようなもの。モンゴル式の朝ごはんです。
何をどうして作るのか、さっぱり分からないながらも、
お手伝いしたいと申し出ましたが、
何度申し出ても、不要だと言われてしまいました。
まあ、牛の乳を搾れと言われても、できなかったでしょうけれども。
そんなわけで、ぼーっと、
お二人の仕事っぷりをおそばで拝見しながら、
朝のきれいな空気を吸っていました。
朝ごはんをいただいたら、私たちはまた、車に乗り込みます。
実は、スモモくんと私は、モモくんの故郷を離れて、
次の都市、すなわち内モンゴル自治区の区都である
呼和浩特(フフホト)へと向かうのです。
ですから、スモモくんと私は、これでモモくんファミリーとはお別れ。
たった1泊2日の短い滞在でしたが、生涯忘れられない1泊2日になりました。
モモくんとMちゃんは、モモくんの地元に残りますが、
私たちを見送るために、一緒に車に乗り込みました。
飛行機は次の日の午後なのですが、
スモモくんと私を最後まで見送ってくれるというのです。涙
来るときに通った道とはまた違う道を運転してくださる「隣のおじさん」。
そこは、この地方で有名な、大きな湖でした。
内モンゴルは、ご存知、海がありません。
しかし、海のように広い湖がいくつかあります。
それからこの湖の後ろ側には、こんな光景が・・・・・。
それからこの湖の後ろ側には、こんな光景が・・・・・。
少し高台になっていて、湖が見晴らせます。
時計回りに3回まわって、お祈りします。
女性は触れてはいけないそうです。
ここで、小一時間休んでから、
また車に乗り込み、ハイラールのフルンボイル空港のある町へと向かいました。
ホテルについて、1日ぶりのシャワーを浴びた私たち4人。
ホテルの大きなベッドに寝ている自分たちが、
なんだか不思議な感じでした。
この日、スモモくんの体調は最悪。
シャワーを浴びたらもう倒れるように寝たスモモくんと、
シャワーを浴びているMちゃんを置いて、
元気なモモくんと私は、近くのスーパーに買い物に行きました。
Mちゃんは、最後に北京で合流して一緒に日本に戻ってくるし、
そのあとも話すチャンスがあるのですが、
モモくんとお話しできるチャンスは、もうこれが最後だからです。
今回の旅行、特にゲルの滞在へのお礼や、
今日本で勉強しているモモくんの友達のこと、
モモくんの将来のこと、いろんな話を一気にしました。
また日本に戻りたいと言っていたモモくん。
でも、年老いた両親に放牧の生活をさせるのが気がかりとのこと。
日本で再会できたらいいなという気持ちと、
ご両親を思いやる彼を応援したい気持ちと、
いろんな気持ちが入り混じって、どう声をかけてよいか分からず、
私はじっとだまって話を聞きました。
少し雨が降ってきました。なんだか、私の心を表しているようです。
この後、この地域は零下5度まで下がったのだそうです。