マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

大邱のとある食堂のおじいさん

先日、仕事で韓国の大邱という町に行ってきました。


連れとホテル近くの食堂で食事をしたんですが、

連れは韓国語が全くできないため、私が料理について説明したり注文したりしていました。

お店の方たちも、「ああ、外国人(日本人)だ」とすぐにわかった様子。


ごちゃごちゃと日本語で話している私たちの様子をさりげなく見ておられました。



連れが仕事終わりにビールを飲みたがったんですが、あいにくその店にはないとのこと。

すると、

お店の40代ぐらいのおかみさんが「隣のコンビニで買ってきて、持ち込んでいいですよ」といってくださいました。


持ち込み可能だという太っ腹なお店の方の言葉に感激した連れは、嬉々としてコンビニに走りました。


連れがコンビニに出ていくとすぐ、待ってましたと言わんばかりに、60過ぎぐらいのお店のおじいさんが私を見て

「あの方は日本の方でしょう?」と言ってこられました。
ずっと気になっていたんでしょう。



なので、「はい、私もですが。」と答えました。



すると、これまでの人生で韓国語(といっても、これくださいとか、あれくださいのレベル)を話す日本人に会ったことがないと見えて、

私の韓国語にものすごく感激され、なんとも表現できないような、あたたかい笑顔で私を見てくれました。



そしてその後、注文した料理はすべてそのおじいさんが運んできてくれました。


私たちが食べる様子をさりげなく(あくまでさりげなく。)見守るかんじで、目が合うとまたえもいわれぬ笑顔で見て下さいます。



最後に私たちが店を出るときも、わざわざ扉のとこまできて、何度も何度も挨拶をしてくれました。



おじいさんの笑顔が、今でも頭から離れません。



日本語を話す外国の方を見ると、私も微笑ましく思いますが、

まあ、仕事柄慣れていることもあり、むしろ冷静に判断することも。
 


でも、あのおじいさんの笑顔を見て、言葉というものの力を改めて感じました。


毎回韓国にいくたびに、韓国語頑張ろうとおもって帰ってきますが、

今回は特にそう感じました。


今年の、笑顔オブ・ザ・イヤ―はあのおじいさんかな?笑