韓国にきて2年とちょっと。
ご存知のように、何のポリシーもなくこだわりもなく、
つきつめて考えることもあまりなく、不思議に思うこともあまりなく、
いや、あってもそこからなにも発展せず、
あるがままを「そうかもね」と受け入れる傾向がある私。
日本にいるとき、韓国語はほとんど知りませんでしたが、
「チゲ」というものが「鍋」に相当するらしいという情報は頭の中にありました。
誰に聞いたか、どこで仕入れたのかもさっぱり記憶にございませんが、
気がつけば、私の中では「チゲ=鍋」ということになっていました。
だから、どっかのファミレスかなにかで
「アツアツの豆腐チゲ鍋!」などと見ると、
「ナベナベじゃん!馬鹿だなぁ!」と突っ込んでいました。
でも、韓国にきて思いました。というか、感じました。チゲと鍋はなんだか違う!と。
チゲと鍋、何が同じで何が違うのか。私なりにちょっと、考えてみました。
(本当に、ちょっと、です。しかも調べたりもしていない。)
◆チゲと鍋の共通点◆
・複数の人が、おなじ容器(鍋)を囲む
・スープと具から成っている
・それぞれ、いろいろな種類がある(モツ鍋、石狩鍋、キムチチゲ、テンジャンチゲなど)
◆チゲと鍋の相違点◆
・チゲのほうが、器が小さいことがおおい
・チゲはみんなの前で火にかけない。つまり、食べている途中で具を足さない
・チゲは、直接スプーンをつっこんで、そのまま口に運んで食べる(取り皿がない)
・鍋はメインになるが、チゲは焼き肉やでもどこでも最後に出てきて、メインという感じはあまりない
そんなわけで、
「チゲ鍋」と最初に呼んだ人にはそれなりの理由があったのかなぁと思い始めた今日この頃。
「鍋チゲ」ではないのです。
さっき、相違点のところで「チゲはあまりメインぽくない」というようなことを書きましたが、
実は、私の中ではとても立派なメインです。笑。
ちなみに明日の朝ごはんは、キムチチゲ。
たぶん昼もキムチチゲ。
きっと夜までキムチチゲ。
明日は、焼きサバでも添えてやるか?!