マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

揺れる心

ドイツでの授業も、早いもので15週のうち11週目に入りました。



夏休みが間近に迫ってきて嬉しい反面、いまの学生たちとお別れと思うとすごく寂しいです。


最近、とあるクラスで日本の労働問題について勉強していました。

そこで、「皆さんは、どんなことを基準にして仕事を選びたいですか?」と聞いていたところ、さまざまな答えが。


ある人は人間関係といい、またある人は給料といい。

先生は?と、聞かれたので、「休みが取りやすいこと!」と言ったら

みんなに笑われました。

そして、

「先生、ドイツなら休暇は義務ですよ」と言われました。


そう、とらなきゃいけないのです。

しかも、6週間だったかな?

自営業のひとは、社員には休暇を与え、自分はあまり休まなかったりするそうですが。


そのときの私の反応が、教師の相槌レベルを超えていて、もう、羨ましさ全開だったらしく、

みんなにかなり笑われました。笑


さて、今日の授業の後で、ある学生がわたしに話しかけてきました。


先生、日本に帰ってもドイツ語続けますか?

学生たちは、私がドイツ語を勉強していることを知っています。


それで、「もちろん。でも、本当は帰りたくない!」と言いました。


すると、

休暇があるからでしょう?と、笑いながら学生たち。

「そうそう。でも、ほかのことも全部好き。ここの嫌いなところ探してるけど、ないの!」


というと、

学生たちが、ドイツで働いたほうがいいと言い始めました。

ここに、ぜひ戻ってきてほしいと。

さらには、先日学校で実施したアンケート調査に「マ先生に戻ってきてほしい」と書いたというのです。



うるうるうる。。。

気持ちだけで嬉しいよ。みんな。



また、ある学生がいいます。

先生、この学校じゃなくてもいい?

うん、というと、


すぐ近くに日本人学校があるから、とアイデアを出してくれます。
(しかし、残念ながら、そこは専任の教員は探してないことを調査済み)

でも、気持ちが嬉しくて、そうねーとだけ言っていると、今度は別の学生が口を開きました。


ジャーナリストはどうですか?


えっ。
ジャーナリストは考えてなかったわー、というより、できないわ。笑

私が向いてるとでも思ったかしら??


なんで?と聞くと、

自分のおばさんは日本の大学を出たひとで、ドイツでNH◯のジャーナリストとして働いているとのこと。

ヨーロッパの旅をしながら、色々書いているとのことでした。

私が旅好きであることも、もちろん学生は知っています。


そして、今度おばさんが来た時に紹介してくれると!!



ダーーー!(涙の音)


みんな、みんな、なんて優しいの!

気持ちだけでも、すごく嬉しい。

もちろん、そんなに簡単に仕事が見つかるなんて思ってません。

でも、気持ちが嬉しいじゃないですか!!



実はですね、私、ここ数日、ブログに書こうか書くまいか悩んでたんですが、


こちらに残りたい気持ちがだんだん大きくなってきてしまってます。


日本の安定した仕事を捨ててでも、この国でやり直したい気持ちが芽生えてきたのです。

学生時代の恩師も、

「私があなたなら3月で退職してドイツで修士あたりからやり直すわねっ。考えてみて!」


とのこと。



ど、ど、ど、どうしよう!?

ドイツに残る道を、探してみようかな?

両親はとりあえず、反対はしないと思います。


養う家族もいないし、

実は、自分の心一つかも知れない。


ああ、どうしよう。
残り3ヶ月で、結論が出るのでしょうか。。。


揺れる(乙女)心!