マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

「本物の体験」「達成感」の重要性【日本語クラスでの出来事】

今日、日本語のクラスに、

日本人の大学生が遊びにきてくれました。

 

最初のほうは、

みんなでリスニングやら会話の練習やらをしていたのですが、

せっかくお客さんがきているということで、

後半は、日本人学生さんに前に立ってもらって、

日本語で質問してもらいました。

 

この10月に日本に来たばかりの学生たち。

つまり、まだほとんどしゃべれないんですが、

日本人がクラスに来てくれたことでみんな大興奮!!

 

「◯◯さんに質問がありますか?」と私が言うと、

私の授業ではいつも静かに座っている中国のZさんが

一番に手を上げて自己紹介を始めました!

そんな彼を皆で応援します。

Zさんも、自分の日本語が通じてとっても嬉しそうです。

 

習いはじめて二ヶ月の学生たちは、

教科書で習ったばかりの日本語を駆使して、一所懸命質問します。

 

「お名前は?」に始まり、

「おいくつですか?」

「電話はありますか?」

「電話番号は何番ですか?」笑

「音楽は好きですか?」

「どんな歌が好きですか?」

 

普段の、私に見せる顔とは大違い!!

みんな、彼女に釘付けです。

歌が好きという彼女に、歌わせようとする学生たち。

いやいや、日本人はこういうときは、

恥ずかしくて歌え、、、、るの?!!

 

素晴らしい!

なんと、学生たちのために、

自分のすきなアニメソングを歌ってくれました。

皆、意味は分かりませんが、彼女の歌声の美しさに感激。

 

歌ってもらったので、

「誰か歌いますか?」と聞いてみると、

フランスからきたRさんが手を挙げて、

惚れ惚れするようなフランス語の歌を歌ってくれました。

これまた、皆の知らないRさんの一面が見られて感激。

みんな、動画を撮ってました。さすが現代っ子ですねえ。

 

普段から割とご機嫌なこのクラスのメンバーですが、

今日は一段と嬉しそうに、楽しそうに帰って行きました。

やっぱり、本物の体験って違うんだなあと改めて感じた日でした。

学生たちが、教科書でならった表現を使って自分達で質問を作り、

通じたときの嬉しそうな顔が今でも忘れられません。

 

実は、どさくさに紛れて、

私も嬉しいことがありました。

日本人学生さんの方から皆に

「皆さんの国の有名な料理は何ですか?」と質問したときのこと。

学生たちが、

「ルンダン(インドネシア)」

ザワークラウト(ドイツ)」

「ナシレマ(マレーシア)」

「ウガリ(タンザニア)」

などと答えてくれたのですが、

エジプトの学生のいう「Mahshi」という料理が

よく聞き取れませんでした。(初耳でした)

 

それで、授業が終わったあとエジプトの学生にもう一度質問。

私も続いて発音してみますが、どうもhの音が強すぎたようです。

何度もダメ出しが出ます。

それで、私がアラビア語の文字で

たった四文字、محشيと書いてみたところ

(文字だけ、練習したことがあるんです)

 それはもう、誉めちぎってくれました!

 

「先生、そうそう、アラビア語すごい!!」と。

 

褒められるって、こんなに嬉しいことなんだっけ?!

天にも昇る気持ちでした。

学生たちと同じで、今まで練習してきたことが、

エジプトの人に通じたというのが嬉しくて嬉しくて。

 

ああああ、今日はいい気分でした!