南ドイツに帰る電車の中で、今回の旅行の思い出に浸りました。
この旅で、知らなかったことをいろいろ知ることができましたが、面白かったのは北ドイツの人の性格。
Aさんが、
「これが北ドイツの人だよ!」と言ってくれた何人かの人をご紹介。
まずは、ハンブルクの魚やさん。
塩漬けニシンのサンドを求めて市場にやってきた私たちですが、残念ながらパンはなく、魚だけ。
サンドイッチが欲しいというと、パン買ってきて挟めばいいよというおじさんの言うとおりに、私たちはパンやさんでパンを買いました。
そして再び買いに行ったときのこと。
本当は、1人一切れずつのつもりで「ふた切れ」と言ったのに
「ふた切れ、ふた切れで、4切れね!」
更に、Aさんは要らないというので、私だけが別のものも買おうとすると
「ひとつだって?そんな言葉は知らないよ!俺が知ってるのは3つ以上だからね!」
そして、私たちが日本語を話しているのを見て「それは中国語かい?」とおじさん。日本語だというと
「あの文字ったらなんだ!全然訳わからないよ。ほんとに!!笑」
これが、ハンブルクで最初に出会った面白いひとでした。
次は、ブレーメンからオストフリースラントに行く電車の車掌さん。
私には早口で肝心なところが聞き取れなかったのですが、
「ご乗車ありがとうございます。この列車はもう直ぐ着陸します。安全のため、シートベルトをしっかりとお締めくださいませ。」
そう。飛行機のように。笑
そのほか、
「悲しいことですが、間違っている人が多いです。モインという挨拶はここでは一日中使えます。正しく使ってください!」
モインというのは、こちらの方言で「ハロー」のこと。
よく分かりませんが、グーテン モルゲン(グッド モーニング)の「モルゲン」なのでしょう。つまり、モインというと「モーニング」だと思って、他所の人は朝しか使わないと思っているのかも?
これ、車内アナウンスですからね!笑
全然関係ないし!!
もう1つ。
「本来ならば別の者がアナウンスするはずですが、彼の声より私の方がいいので私がアナウンスします。」
乗客の皆さん、くすくす笑っています。
Aさんいわく、この車掌さんのアナウンスを聞くと「ああ、ふるさとだ」と思うんだそうです。
そういえば、
Aさんのお母さんも、おばあさんも、冗談を言っては笑ってばかりでしたしね。
前の記事でも書いた電球のジョークを話してくれたのもお母さまだし、
オストフリースラントの富士って名付けたのもお母さん。
なんて楽しいんでしょう!
愛すべき北ドイツのひとびとでした。
こんな体験ができたのも、みんなAさんのおかげです。
ああ、夢のような時間でした。
さて、今日と明日は、また仕事です。
そして来週からはまたスペイン10日間!
慌ただしいですね。