マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

日本語教師顔負け!学生は説明上手

時々、あり得ない失敗をしてしまうのですが、
今日(も)、やらかしちゃいましたー。涙
 
なんと、ある読解のクラスで10課をやるべきなのに、
なぜだか別の課を準備。
 
「今日18課ですね!!」と何の疑いもなく言った後で、
「10課からでーす!」と学生に指摘されるまで気が付かないという。
 
学生たちの冷ややかな目。
いや?
あれは「やっぱり」という目だったのかもしれません。
 
うわあああ、、、、ごめんなさい!!
 
ということで、気を取り直して10課を始めました。
 
日本語教師というと、日本人なら誰でもすぐにできる
と思っておられる方もいると思いますが、
意外と難しいこともあります。
日本人だからこそ、当たり前すぎて説明が難しいことだって多々あります。
それに、恥ずかしながら、よく知らない日本語も出てきます。
  
今日も、聞いたこともないようなカタカナ語がいくつか出てきました。
18課しか準備してないワタシには、分からず・・・。
 
幸い、それらはドイツ語やフランス語だったため、
クラスのネイティブの学生たちが教えてくれて無事解決。
 
 本場の発音までしていただきました。ありがとう、ありがとう。
  
ところで、今日その読解のテキストに『源氏物語』が出てきました。
とある学生が、『源氏物語』のことを全く知らず、
源氏物語ってなんですか?」と質問してきました。
 
皆さんなら、こんなとき、どんな風に説明されるでしょうか。
 
紫式部によって書かれた平安時代の文学作品で、
世界最古の長編小説と言われている作品です。」とか?
 
もし、そんな風に言うと、
ムラサキシキブ?」「平安時代?」となり
結局は何のことか分かってもらえないなんてことになる可能性もあります。
 
課を間違えて準備したワタシ、
どういえば分かりやすく説明できるかしら?と
一瞬、言葉に詰まってしまいました。
 
すると、あるドイツ人の女の子がすかさず手を挙げて言いました。 
 
「イケメンの男が、いろんな女に手を出すんです。
そして手に入れます。」
 
う・・・・うまいっ!!
 
「イケメン」なんて言葉を使うところも素敵だし、
 「手を出す」「手に入れる」という表現に至っては、
ついこないだ、別の授業で「体を使った表現」として勉強したばかりの言葉。
 
すごいじゃないですか!
そう、源氏物語について、何時代に作られたとか、
誰が書いたなんて説明よりも、よっぽど面白いしイメージしやすい!
 
いやあ、素晴らしい。みんな、すごいなあ。
(というより、とっさにそういう言葉が出てこない自分が情けない) 
 
 以前も、このクラスで政治に関する質問を受けたことがあり、
もごもごしていたときに韓国人の学生に助けられたことがあります。 
 
そして今日もまた、学生の説明に助けられてしまいました。
このままでは、そのうち信用無くします。
 
いや、既にないかもしれませんが。 
 
深く、反省しております。