マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

ほのぼの例文作成

先生も走る12月、師走がやってきました。
 
 
早いもので2012年ももうすぐ終わろうとしています。
 
あっという間の1年でした。・・・と、まとめるにはまだ早いかな。まとめるにはいろいろ仕事が残りすぎている・・・。
 
 
 
さて、私が教えている日本語クラス、レベルによっていろんな国のいろんな学生さんがいるんですけれども、
 
つい先日教えたクラスは、いつもユーモアたっぷり。
 
いろんな質問、いろんな例文、いろんな会話が飛び出してきます。
 
 
その日「~はずは/がない」という表現を練習していました。
 
 
一通り練習した後、教科書の指示に従って、会話を考えてみるという問題がありました。
 
まず、あまりありえないことを質問し、それに対して「~はずはない」と否定をしておいて、でももしそれが実現したらどうしたいかを話しましょう」という問題でした。
 
なんだか、笑点のお題みたいな感じです。
 
 
たとえば
A:「宝くじで1億円当たるかなあ?」
B:「当たるはずがないよ。でももし当たったら、君に半分あげるよ。」とか。
 
 
そのため、非現実的なことが教科書に書いてあったわけですが、
 
その中に「ワールドカップで優勝する」というのがありました。考えられる例文としては、たぶん
 
 
A:「今度のワールドカップ、優勝できるかなあ」
B:「優勝できるはずがないよ。でももしできたら、みんなでパーティーをしよう」とか?ちがうのかな。
 
 
 
で、このワールドカップのネタで発表してくれたドイツの、普段は静か~な女の子、
 
 
A:「ワールドカップ、優勝できるかなあ?」
B:「ワールドカップ、優勝できないはずがないよ。」
 
 
一部の学生は「あ、間違ってる!」とざわついたのですが、実は、ドイツは絶対優勝ということでした。(笑)
 
サッカー好きな男子学生も「さすが~。ドイツだもんね~」と納得。
 
そのドイツの子の自信ありげな発言に、ハッハッハッハッハ・・・・とクラスは盛り上がりました。
 
 
 
じゃ、ちょっともう一度、ほかの国でやってみようということになり、例文を作ってくれた中国の男の子。
 
 
A:「ワールドカップで優勝できるかなあ?」
B:「優勝できるはずがないよ!でも、もしできたら、優勝カップをドイツにあげるよ!」
 
 
このちょっぴり自虐的な例文にクラスは盛り上がりました。
 
 
みんなが、楽しそうに例文を発表するのをみて、師走の忙しさを忘れたひと時でした・・・。