不思議な夜
いつも旅行に連れていってくれる中国のGくんと、近所のアニメオタクのメキシカンAくんと、Gくんの友達のLちゃん(初対面)と四人で飲みに行きました。
四人でバルコニーの席に座っていると、一人で飲んでいる男性が話しかけてきました。
「いま、話しているのは日本語ですか?」
そうです、と答えると、なんだかもっと話したそうにしています。
そこで、「私たちと一緒に飲みませんか?」と誘うと、喜んでという感じでやってきました。
その方は、ドイツ人で、この近くに住んでいるとのこと。
知らない人と話すなんて、私ひとりなら恥ずかしくて絶対にできませんが、今日は四人もいるので、楽しく話せました。
しばらくすると、私たちのテーブルの後ろに、20そこそこの若い男の子が二人座りました。
そして、そして、しばらくすると、またもや私たちに声をかけてきたのです!!
「もしかして、日本語話してますか?」と。
一日で(いや、一時間で?)二度も同じように話しかけられるなんて!
そして、彼らも私たちのテーブルに加わったのです。
面白かったのが、初対面のLちゃんも含めて、みーんな、私たちがどうやって知り合ったかか聞いてくるんです。
Lちゃんは、我々三人(GくんとAくんと私)がどう知り合ったかについて聞き、
次にあったドイツ人はLちゃんを含む我々四人の関係を聞き、
最後の二人は、我々五人の関係を聞き。
そのたびに、Gくんと私はもと教え子と教師の関係で、と始めるのですが、
Aくんとの出会いは、というと、まさに今回の彼らと同じなのです。
つまり、私がバスの中で学生と日本語を話しているのを聞いたAくんが「センセイデスカ?」と日本語で声をかけてきたのです。
つまり、今日のメンバーは、みんな日本語つながり!!
すごくないですか???
ひとりの男の子は、アニメファンというので、Aくんと出会った時のように、連絡先を交換して、日本語学習のサイトを教えてあげる約束をしました。
とーっても不思議な夜でしたが、みんなですごくいい夜だったねと話しました。
日本語、ありがとう。
アニメ、ありがとう。