マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

お金を取るか、ストレスを取るか【隣の芝生が青いのか?】

先日、同業者の友人Sさんと

1年ぶりに会う機会がありました。

友人と言いつつも、年齢は私よりずっと若く、

今年の春に就職したばかりです。

 

同業者ということもあってか、

最初から仕事の話で盛り上がりました。

たとえ業界が同じでも、会社が違うとやっぱりいろいろと違うものですね。

特に、Sさんの雇用形態は、私のそれとは違っていました。

彼は、一部の業務が免除されている代わりに、

その分の給料が他の人より安くなっているとのこと。

「安い」とはいっても、

贅沢しなければ生活していけるお金です。

 

彼は、その給料に満足している様子で、

「僕は出世欲もないし、この給料で生活できるからこれでいいと思っている。

仕事が免除されている分、人間関係もすごく楽だし!」と嬉しそうに話していました。

 

一方、私は「免除されていない」人生を送っています。

もちろんその分、彼よりも良い給料をもらっているのですが、

「免除されていない」仕事のせいで、

受けるストレスの量も仕事に拘束される時間も全然違います。

過去には、ストレスのために体調を崩したことだってあります。

 

もちろん、この現代社会に生きる限り、

ストレスを受けないで生きていける人なんてそんなにいないかも知れません。

でも、もし、受けずに済むストレスというものがあるのなら、

やっぱり、避けて通りたいところではあります。

それに、みんながストレスを受けているからと言って、

「必ず受けなければならないものか?」と聞かれると、そうでもない気がします。

 

「私も、給料がもっと安くてもいいから、業務免除の方がいいな。」というと、

「いやいや、一度多くもらった人が、お金を減らされるのは大変だよ。

もらってない人が増えなくても良いと言ってるのとは、わけが違う。」と言われました。

 

うーん。まあ、確かにそれも一理あるとは思います。

生活水準を上げるのは簡単でも、下げることは難しいって言いますもんね。

でもでも、ストレスを受け続けて病気になり、

治療費が必要になったり、

ストレス解消のためにお金を使ったりしていたら、

結局は同じことなんじゃないのかなあ。

いや、例え残る金額が同じだったとしても、

肉体的・精神的には、こっちの方が絶対にマイナスになるはず。

 

しがらみがなくて幸せだと言うSさんを見ながら、

もしかすると、自分には、単に

隣の芝生が青く見えているだけなのかもしれませんが、

やっぱり一度きりの我が人生なのですから、

自分にとって何が大切なのか、

もう一度しっかり考えたいと思いました。