マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

無知な私たち

昨日、ある大学の先生のホームパーティに招待されました。
 
最近仕事が忙しくて余裕がないのでどうしようかとも思ったのですが、
 
もうすぐ帰国する私の大切な友人も招待されていることもあり、一緒にお邪魔することにしました。
 
 
その先生のお宅というのが、電車の最寄駅からさらに歩いて30分ぐらいかかる田舎のたんぼの中。
 
歩けないことはないんですが、いつも先生がどなたかにお願いして車を手配してくださり(本人は車がないため)
 
パーティに呼ばれた人のうち、どなたかが最寄駅まで車で来てくださっているというかんじです。
 
 
前回は7、8人のりの大きな車で、近くのお豆腐屋さんの奥さんが来てくださっていました。
 
そして、今回も、知らない若い男性が車の外で待っていてくださいました。
 
 
3人いたので、私が前、ほかの2人(中国と韓国の方)は後ろ、というかんじで乗せていただきました。
 
初めて乗る人の車って、なんだかちょっと緊張して乗り心地がわるいというか、
 
落ち着かない感じがするんですが、この車は割と乗り心地がよくて、落ち着く感じがしました。
 
 
若いのに、運転上手なのね~。と感心。
 
 
 
 
さて、ホームパーティは8人の招待客がありました。
 
知っている人もいましたが、知らない人もいて、共通点はその先生と奥さんの知り合いということだけ。
 
 
その先生は、大学で2年ほど国際交流関係のお仕事をされたこともあり、とてもインターナショナルな方。
 
招待客の半分以上が外国人で、中には日本語がほとんどできない人もいます。
 
 
そのパーティで、全員が理解できる共通の言語、いわゆる共通語というものが存在しません。
 
なので、なんとか工夫して、コミュニケーションをとらなければならないのです。
 
 
 
 
みなさんでそれぞれ紹介したり、再会を楽しんだりして、楽しく話していた時のこと。
 
先生が、私たちを迎えに来てくれた若い男性にお礼を言っておられました。
 
 
 
先生: 「I さん、ありがとうね。助かりました。」
 
I さん: 「いえいえ。」
 
 
 
彼は初めてで緊張しているのか、ちょっと静かでした。
 
あとで分かったことですが、彼はその先生が勤める大学の、吹奏楽部の学生さん。
 
クラリネットをするらしく、つい先日の大学の吹奏楽部の定期演奏会で先生と知り合い、
 
今回初めてパーティに呼ばれたとのこと。そのため、先生も彼もまだお互いに深くは知らない様子。
 
 
 
 
先生: 「あの車、I さんの?」
 
I さん: 「親のです。」
 
 
 
その場にいた男性諸君がワイワイとI さんの車の話で盛り上がっています。
 
やっぱりオトコは車が好きなのね、などと思いながら、遠くでなんとなく話を聞いていると
 
 
 
「レク○ス」という言葉が聞こえてきました。
 
 
 
 
どうも、その車、レ○サスだったようなのです!
 
 
○クサスと言えば、全然車のことを知らない私でも知っている!
 
たしか、知り合いが一生懸命働いて買ったと自慢していた高級車ではないか!!
 
何百万かするんだっけ?あれ?何千万だっけ?とにかくすごく高い車!
 
 
 
そりゃあ、乗り心地もいいに決まってる!(笑)
 
私たちが乗せていただいた車は、高級車だったのよ~と、目で訴えたくて友人をみましたが、
 
別の方と盛り上がっていたようなので、言えませんでした。
 
 
 
 
パーティはとても楽しく、あっという間に時間が流れました。
 
本当に幸せなひとときで、最近わりと多かった嫌なことも全部忘れてまた頑張れる!!と思いました。
 
名残惜しいけれど、お別れの時間がきました。
 
 
 
先生が I さんに「じゃ、すみませんがマ先生たちをお願いね」と、また帰りの車を彼にお願いして下さり
 
私たちはまた、彼の高級車に乗せていただけることになりました。
 
 
帰りは、方向も同じだからということで、友人も私もうちの近くまで乗せていただけることになったんですが、
 
この車がレクサ○だということを知らない中国人の友達は、彼の車を見て言いました。
 
「ねえねえ!これって韓国の車じゃない?ほらLって書いてある。」
 
彼女、中国人なんですが、韓国に長いこと住んでいたこともあり、いろいろ韓国事情には詳しいです。
 
実は、私も韓国に同じようなマークの車があることを知っているので、気持ちはすごくよくわかりました。
 
でも、違うことを、今の私は知っている!
 
 
 
韓国の女の子がいいました。「違う違う。韓国のはこれとは違う。」
 
中国の友人「あ、そうなの?へえ。韓国の車がここにあるかと思った~。」
 
 
 
と、彼の車を目の前に、話しています。彼もわりと近くにいます。
 
 
 
ああ、なんて無知なわたしたち。恥ずかしい・・・・。
 
 
 
助かったのは、これらの会話がすべて韓国語で行われたこと。
 
そう、彼は彼女たちが何を話したのかは知らないのです。(笑)
 
 
 
 
帰りの車の中は、運転してくださった学生さんのほかに、
 
ドイツの子、韓国の子、中国の友人、そして私の4人。すべて女性。
 
 
女3人寄ればなんていいますけど、国籍は違えど4人もいる!!!
 
もう、うるさいことうるさいこと。 この高級車を高級車とも知らず、体を乗り出して盛り上がりまくってます。笑
 
 
次々脈絡もなくいろんな話が出てくるんですが、たとえばサッカーの話題にしても、ボロボロ。
 
フランス人の選手をドイツ人だと言ったり、韓国人選手の名前がでてこず「イケメン」というヒントしかなかったり。
 
 
 
 
無知な私たち・・・・。
 
もうちょっと、勉強しないといけないなあと思いました。
 
 
 
 
 
とっても平和です。