ひらがな練習で国際交流
あ、い、う、という感じで、発音しながら、書き順とともに練習をするのですが、
文字を淡々と練習するだけでは覚えにくいし、楽しくない!
そこで、
あいうえおの最初の「あい」は愛、つまりLOVE、日本語の最初の2つの文字は愛なんだよ!!!とか、
「き」と「さ」は似てるけど、一本多い方が「き」だよとか、
とにかく、何かしらのとっかかりができるように、いろいろ話をしながら、練習していきました。
Rさんも、これは長い方がいいのか、とか、これはアラビア文字のこれに似ているとか、いろいろいいながら
わいわい楽しく練習しました。
とても楽しかったので、ここにも記録を残しておきたいと思います。
たとえば、「こ」を練習するときに、日本では女性の名前に子をつける場合がある、という話をしました。
「子」というのは子供の意味である、と話していたのですが、
すると、Rさんが、「アフガニスタンでは、下の名前じゃなくて、苗字の方でそういうことがある」と話してくれました。
「●●の子」といった風にして、「~zi」(パシュトゥー)とか「~por」(ペルシャ)とかをつけると。
また、Rさんのなまえは「幸運な日々(将来)」という意味なのだそうで、ご両親がつけてくれたそうなんですが
そのおかげか、自分はとてもラッキーな人生を送っているのだ、ととてもとても嬉しそうに話していました。
いろいろ話しながら練習したので、ずいぶん時間はかかりましたが、
とても楽しかったし、おそらく復習するときにも思い出しやすかったんじゃないかな?と思っています。
私も、知らないことをたくさん教えてもらいました。
「せ」のところで、私が「いち、に、さん!」と数字を数えながら、書いていったのですが、
なぜかとても喜ぶRさん。
ん?どこにツボがありました???
すると・・・・ペルシャ語で、1,2,3というのが「YEK(イェク)、DO(ド)、SEH(セ)」というらしく、
「さん!」で書き終わるときのペルシャ語の「セ」が、まさに「せ」だからスゴイ!とのこと。
はははははは。
Rさん、きっとこれで、「せ」は忘れないね!
その他、「そ」は、イスラム教徒が生涯で一度はしたいメッカへの巡礼「ハッジ」を指す字にそっくりであるとか
ありとあらゆる方法で、ひらがなを覚えていきました。(まだ途中)
とても時間はかかったけれど、ふたりとも、とても気分よく、達成感もあり、いい時間になりました。
これからしばらく、研究のために日本に住む予定のRさん、
少しでも日本の生活が楽になるように、日本語を頑張ってくださいね!