マさんの日記

失敗ばかりする旅好きの私の雑記帳です。海外の方との交流についても書きます。

サプライズはお好き?

今日2回目の投稿です。

今日は、月末締め切りの仕事をしなくちゃと思いながら、

最近寝不足だったこともあり、

寝たり起きたりを繰り返すうちに1日が過ぎてしまいました。

 

さて、今日は私の誕生日でした。

夜中の12時過ぎてすぐに、この春に知り合ったばかりのアラブ人のAさんから

おめでとうのメッセージをいただきました。

それだけでもとても嬉しかったのですが、朝また電話をくれました。

夜はメッセージで、朝は電話でした。

2回もおめでとうを言ってくれるなんて嬉しいなあと思っていると、

「家のドアを開けてみてください。」と言います。

「今、ドアの前にいます。」といったかな??(少し寝ぼけていて覚えていない)

いやいやまさか。(笑)

 

うちの住所を知っているとはいえ、

Aさんとは、これまでオンラインで連絡していたのでうちに来たこともありません。

それにAさんは隣の隣の県に住んでいるので、

高速で来ても2時間以上はかかります。もう~朝っぱらから何言ってるの~。

 

Aさんって、本当に冗談が好きなんです。

昨日も、安倍総理辞任のニュースについて話していた時、

「ニュース見ました?」と私が言うと

「見ましたよ。私、電話が来たんですよ。」とAさん。

「どこから?」というと、

「いやね、安倍総理が辞めるから、次お願いできないかって言われて。だから口内炎が痛いからできないって断ったんですよ~。」

 

あははははは。電話が来るのも面白いけど、

口内炎が痛いからって断るって、面白すぎ!

 

とまあ、いつもこんな調子なので、

「ドアの前を見て」と言われても、

スルーしていたのです。

 

すると、「今メッセンジャーで写真送ったから見て」と言います。

見てみると…なんと、見慣れた自宅のドアの前に、花束が置いてある写真が!!

えええええ~~!

なんと、朝いちばんで花束を届けて、

そのまま帰っていったのです。。。


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Aさんに頂いた花束。

真っ赤なバラを頂いたのは何年ぶり???

 

最近、お仕事がとても忙しくて、あまり寝ていなかったAさん。

口内炎もできているのに…。

ありがたい気持ちよりも、申し訳なさ過ぎて涙が出そうでした。

こんな遠いところまで、往復4時間以上かけてきてくれるなんて…。

 

あとで聞いたところ、

ずいぶん前から計画を立ててくれていたんだそうです。

サプライズで喜ばせたかった、とのこと。

あああ、きっとずっと忘れないと思います。

 

 

ところで、みなさまは、サプライズはお好きですか?

私は、というと、実はけっこう苦手なんです。

心の準備が欲しい!笑

そうは言っても、やっぱり嬉しかったですが。

 

自分が苦手なので、

相手にも、サプライズができないんですよね。

サービス精神が足りないのかな。

びっくりさせたら可哀想って思っちゃうんです。

変ですかね。笑笑

 

でも、こうやってお祝いしてもらった以上、

私もAさんの誕生日にはサプライズをしかけたいところですが、

同じことをしても面白くないし、

うーむ、どうしたものでしょう。

幸いまだしばらく時間があるので、考えます。

 

よいお知恵がありましたら、お貸しください!!

 

アラビア語の悪口とマイバースデー

 

あれ?

なぜか、さっきアップした記事が消えちゃいましたので、再度アップします。涙

スターを下さった方、本当に申し訳ありません。

 

最近よく登場するアラブ人のお友達シリーズです。

アラブ人Rさんの紹介で知り合った同じくアラブ人Aさん。

 

彼の働く会社は彼以外みな日本人です。

日本語だけを使って、日本語で仕事をしています。

 

先日Aさんは会社で嫌なことがありました。

Aさんは、外国人ということでどうしても目立ってしまうらしく、

同じことを他の人がしても何も言われないところを、

Aさんがすると何かしら言われてしまうとのこと。

 

大人なAさんは大人の対応をしているのですが、やっぱりストレスが溜まります。

 

先日も、たまたま私が電話したときに、嫌なことを言われた直後だったらしく、

声のトーンが違っていました。

 

「もし、話してすっきりするなら聞くから言って!」といったところ、

 

実はこんなことを言われた、あんなことを言われたと話してくれました。

 

そうかそうか…。

周りの人も、Aさんに文句を言うことでストレス解消してるんだろうな。

 

「じゃあさ、今アラビア語で文句を叫んでみたらどう?」

これがいい方法なのかどうかは分かりませんが、提案してみました。

 

しかし、「マさんに悪い言葉を聞かせたくない」とAさん。

いやいや、アラビア語で言われても私何も分からないからさ!と言いましたが、

どうしても遠慮するAさん。

 

まあ、無理に言わせるのもね。

 

ところで、アラビア語で文句を言うとき、どんな言葉を使うか教えてもらいました。

日本語に訳すと、「お父さんは犬」という言葉があるそうです。

 

韓国語では「犬の子ども」といったりするそうですが、

やっぱりどこでも、悪口は似たようなものですね。(笑)

他にも「動物」という意味の言葉を言ったりするんだとか。

ああ~~!その単語!勉強したことがあります。そうか、悪口にもなるのね…。

気を付けないと。

 

ところで、今日は私の誕生日です。

今日の予定は、、、月末締め切りのお仕事をただひたすらするだけかなあ?

 

かれこれ15年近く(かなり細々と)ブログを書いているので、

過去の自分がどんな誕生日を過ごしていたか、振り返ってみました。

 

2年前の誕生日はお客様が来られていたのでした。ああ、懐かしい。

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以下は2019年に思い出して書いているものですが、

2014年のルーマニア旅行の時、ちょうどドイツからルーマニアに入国した日が

私の誕生日で、友達のお母様が誕生日ケーキを作ってくださっていたのでした。 

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 そしてこれは11年前!この時も手作りケーキでお祝いしていただいている…。

ありがたいことです。

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今年は、日付が変わってすぐ、

アラブ人のAさんがお誕生日おめでとうのメッセージをくれました。嬉しい!

 

いつも、誕生日になると1年の目標を立てています。

新年にも目標を立て、誕生日にも立て、年に2回も目標を立てますが、

一度も守れたことがありません。

が、なんとなく新しい自分に生まれ変わった気がして、目標を立ててしまいます。

今回の目標は…

 

「断捨離する」「自分で料理を作る」かな。(笑)

毎年、思いつく限りの目標を書いていたんですが、結局守れないので今回は少なめに。

よおし、この1年も頑張ります。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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これからの1年、頑張って進んでいきますということで。

ドイツのハイデルベルクで撮った写真です。

コロナ禍で私が得たもの

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1年前の北海道旅行の写真。ずっと雨だった礼文島を離れて利尻島に向かい始めた途端、晴れてきた!

将来の自分のために、
しばらくブログを書かない間に何をしていたかについて、備忘録として記します。


コロナ禍により、授業はずっとオンライン(そして秋からも)、
会議もオンラインということで、

人と会わずに過ごす時間が多かったです。

ときどきは在宅勤務もしました。

同業者の友人何人かに聞いたところ、
オンライン授業は疲れると言っている人が多かったです。

先日、ひさーしぶりに連絡した同業者の友だちも
「連絡しようとおもったけど、精神的余裕がなかった」と言っていました。

私も、時間そのものはあったんですが、
ブログを書くところまでたどり着かず。。。


さて、人とあまり会わなかったこの数ヶ月を振り返って、

自分が得たものについて考えたのですが、

一番は、「人との絆」かも知れません!


たとえば、同僚。

お互いに直面している問題が同じなので(オンライン授業の大変さ)

情報交換をしたり、勉強会をしたりと頑張りました。

その結果、今までにないような絆が生まれてきたように感じます。

同僚と対面で会うことは少なかったけれど、
心で繋がっていると感じることが多かったです!


あとは、給付金のお手伝いをしたRさん。
半年前に知り合ったとは思えないほど、仲良しに。

仕事柄、私は外国の方と接することが多いのですが、
大半が学生でした。

今回、彼のように日本に根を下ろして暮らしている方と接することで、
これまでに見えていなかった部分を垣間見ることができ、いろいろ勉強になりました。  
それから、Rさんのお友達のAさん。

Rさんと同じアラブ人で、
日本語のお勉強がしたい友人がいるからとRさんに紹介されて知り合った人です。

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二人とは、仲良くなりすぎて、ときどきケンカもするほど。
大の大人がケンカするかなあ。笑



敬虔なイスラム教徒のAさんからは、
「犠牲祭」や「イスラム教の新年」など、

これまで知らなかったイスラムの世界についても教えていただくことができました。

先日も、突然「ハッピーニューイヤー!」と言い出したので、

「お茶目なAさんのいつもの冗談か?」と思っていたら、本当に新年でした。

イスラム教の新年はこんな時期なのか、と

インドネシアバングラデシュアフガニスタンなど、
私の知っている他のイスラム教徒の教え子たちにも新年の挨拶をしてみたところ、

「私たちはそれはお祝いしません。」と言われました。

祝日ですらない国もありました。
へえ~、同じイスラム教でもいろいろ違うのね。

という感じで、いろいろ勉強になります。



コロナ禍で失ったものも、もちろんありますが、
いろんな人たちとの絆が深まったのは、良かったかなと思います。

近況報告(自分用メモ)

気が付けばもう8月も20日を過ぎていました。

ああ、7月はとうとう1回も書かなかった…。

将来になって、過去の自分にどんなことが起きていたのか、

どんなことを考えていたのかなどを思い出す手掛かりにしたくて

このブログを書いていたのに、これじゃあ思い出せないよ。

 

ということで、近況を書きます。

 

まず、

【ヨーロッパ移住計画】

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 もう半年も前のことですが、ヨーロッパでの求人情報を見つけ、悩んでおりました。

結局、このポストに応募し、なんとか面接までこぎつけたのですが、

最終的には、面接(オンライン)を受けませんでした。

受けたところで、落ちていたかもしれませんが、

最後の最後で、何もかも捨てて海外に行く勇気が出ず。

書類一式を作るのに、最後の1週間はほぼ毎日徹夜の状態で、

そこまでして頑張ったのに、と思わなくもなかったのですが、

今は、もう少し日本で頑張ることにしました。

(といいつつ、今でも海外の募集が出るとついつい見てしまいます。笑) 

 

【給付金のお話し】

次に、外国籍の個人事業主友人Rさんのための給付金関係です。

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いろいろありましたが、何とか給付金をゲットすることができました。

パチパチパチパチ

 

今は、ビジネスの方もうまく行き始めているようで、よかったです。

家族を支えるために海外で逞しく生きていくRさんの姿をみて、感動するとともに、

改めて、自分は海外でそんな風にして生きていく覚悟がないと思いました。

これからも、陰ながら応援していきたいです。

 

 

【自炊が楽しい!】

そうそう、最近の自分の生活といえば、自炊が楽しくなりました。

今までは、お腹を満たすたすための食事という感じで、

料理は作ってもだいたい1品か、多くて2品でした。でも最近は4,5品作ってます!

デザートも手作りするようになり、我ながら驚いています。

といいつつ、かなりレパートリーは少なく、毎食のように同じメニューが登場します。

この分だと、飽きが来る日も早い?(笑)

 

【ベランダ菜園】

去年植えたベランダのバジルのこぼれ種から、

バジルが出てきてくれました!意外と立派に育ってくれてうれしいです。

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去年の種から出てきたバジル

 

去年一緒に植えていたパクチーのほうは、

今年もう一度種を買ってきて、一晩水でふやかしてから今日撒きました。

無事に発芽しますように~。

あまり外に行けないので、こういうのがささやかな楽しみです。

 

【オンライン同窓会】

それから、教え子3人とのオンライン同窓会もしました~。

中国在住のGさん、千葉在住の韓国人Yさん、韓国在住の韓国人Sさんと私の四人です。

同じ時期に日本に留学していた仲良し3人の同窓会にわたしも呼んでもらって、

3時間ぐらいおしゃべりしました!

あまりに盛り上がったので、これは定例化していこうということになり、

来月またオンライン同窓会をします。便利な時代です。

 

 

とまあ、こんな感じです。また思い出したら書きたいと思います。

皆様どうぞご自愛ください。

アラブ式礼儀?【日々の連絡】

先日、韓国人とアラブ人の共通点かと思ったら、違っていたという話を書きました。

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 今日も又、韓国人とアラブ人の共通点かと思われる点について書きたいと思います。

 

数か月前に知り合ったばかりのアラブ人Rさん。

 

コロナでビジネスに大打撃を受け、大変苦労されています。

 

そんな彼、毎日のように電話をかけてきます。

多い時は、1日4,5回も。

半分以上がSOSの電話で「こんなメールが来たんですけど、どういうことですか」

「これって、どうしたらいいんですか」というような日本語に関することが多いです。

もちろん、それ以外のお話もするのですが、でもやっぱり質問が多いです。

少ない時には、電話で少し質問してその日は終わり、ということも。

そうすると、翌日こんな電話が来ます。

「ごめんね。昨日はすごく忙しくて電話できなかった。」

 

ん?


Q: 電話する約束してたっけ?

A: いいえ。

Q: 私たち、毎日電話するような関係?恋人どうしだっけ?

A: いいえ。

 

んんん?

なんで、毎日電話しないと謝るの?というか、電話してても「少ない」と謝るし。

ということで、もう一人のアラブ人のお友達Aさんに聞いてみました。

 

マ:「Rさんが”昨日電話できなかった。ごめんなさい”って謝る意味が分からない。」

A:「あ~、私はなんとなく分かりますよ。」

 

ほう!

 

Aさんの考えでは、

Rさんは日々私にお世話になっている。

いろいろ助けてもらったりしているのに、

それだけの連絡しかしなかったら「私を利用している」と思われたり、

「都合のいい人」と思っているように取られるんじゃないかとのこと。

だから、他の電話もすることで、

私のことを利用だけしているわけではないというアピールをしたいのでは、

とのことでした。

 

なんとなく、言いたいことは分かりました。

サポートする人・される人という関係よりも、

「いいお友達として助け合う関係」を望んでいるということかな。

だからかな。

実家から母が遊びに来るかも、というと

「私の車でお母さんを車であちこち連れていく!」と言ってくれたり、

わたしが引っ越ししたいというと

「その時は私の車で運ぼう!」と言ってくれたりします。

大変な中、そんなところまで気を遣わなくていいのに。

 

それにしても「昨日電話できなくてごめん」ってセリフは解釈を間違うと、

「毎日連絡したいということをアピールしているのか?」

と勘違いしてしまいそうになるのは私だけでしょうか。

 

ここで引き合いに出されるのが私の韓国での経験です。

(いちいち韓国と比べなくていいんですけど!)

 

わたしが韓国に住んでいたころのこと。

学生たちが用もないのにしょっちゅう電話をかけてきていました。

「先生~ご飯食べましたか。」「週末何してましたか。」「今忙しいですか」

何かのお誘いの電話かと思いきや「じゃあ、先生また~」と、切る。

さらに、少し間が空くと

「先生、最近連絡してなくてすみませんでした」と謝ってくる始末!

用事もないのに連絡して「安否確認」をする韓国の学生たちでした。

 

 

電話といえばもう一つ。

RさんもAさんも、突然電話をかけてきます。

 

以前、私がRさんに「今電話していいですか」「今通話できますか」と聞いていたら

「そういうのはいちいち聞かないで直接かけてください。

出られなかったら出ないから」とのこと。

まあ、確かにおっしゃる通りなんですが。笑

これ、韓国の友達も結構そういう人がいます。

突然電話してきて、それもビデオコール!

 

日本人が遠慮しすぎ、配慮しすぎなんですかね。

 

電話一つとっても、いろいろ面白いことがある、というお話でした。

人の変化に言及する韓国人と2人のアラブ人

ほぼ2か月ぶりに日記を更新します。

この日記は、将来自分が昔の自分を思い出すときの手助けになればという思いもあって書いているので、

些細なことも記しておけたらと思っているんですが、

ズボラ&波のある私にはなかなかコンスタントに書けません。

 

もうすぐ6月も終わってしまうので、久しぶりに書いてみることにしました。

 

仕事は、結構きつかったです。

オンライン授業に慣れていないので、準備するだけでへとへと。

やっぱり対面のほうが学生たちから元気がもらえるなあと思いますが、

これからの時代、オンラインコンテンツを作っておくことはきっと有利になるので、

何とか少しずつでもオンラインで発信できるものを準備していくつもりです。

でも、オンライン会議はなかなか楽なので、

コロナが終わっても会議はオンラインがいいなあ~~。

 

 

プライベートの方は、

以前ブログにも書いていた、2人のアラブ人のお友達であるRさんとAさんと、

だいぶ親しくなりました。 shiroutotabi.hateblo.jp

 

アラブ人をひとくくりにすることもできないし、

サンプルが少なすぎるので、ひとまとめにして一般化することはできませんが、

今日は、お2人と接していて面白かったことを1つ書きたいと思います。

 

その前に、今日のタイトルにある「人の変化に言及する」について少し説明を。

わたしが韓国で4年働いた中で経験したことですが、

韓国の学生たちはいつも、人の変化について言及していました。

そして、私も「させられて」いました。(笑) 特に髪型。

 

授業に行ったとき、学生に言われます。

「先生~私髪切りましたよ~。なんで言ってくれないんですか。先生私に関心ないんですか!」と。笑

韓国では、人の変化について言及しないと冷たい人、という感じで言われていました。

もともと、ファッションなどにも疎い私は、そういうのを見つけるのが下手でしたが、

学生たちに鍛えられて、一生懸命頑張りました。笑

日本でも、そういうのに気づいて

「それいいですね」とか「おお、新しい〇〇ですね」とかいう人もいますが、

私の周りでは、半分もいないかなあ?

 

アラブの2人のお友達に戻りますが、

先日2人が立て続けに、人の変化について言及していました。

ある日、私が新しいスニーカーを履いてRさんと会うと、

「お、靴、新しいね?いいな。俺も黒いの欲しい。」と言われました。

またその数日後、外を歩いているAさんと自宅にいる私が電話で話していた時のこと。

Aさんが道端で知り合いの女性と会いました。

そして「あ、マさんそのままちょっと待ってて。少し挨拶する。」といって

「〇〇さん、久しぶり。あれ?髪の色変わりましたか?」と言っていました。

 

おおおお~。

RさんもAさんも(韓国の学生たちみたいに)変化について言ってる~~~。

 

たった二人のサンプルですが、立て続けに聞いたこともあり、

「〇〇人も、韓国人同様人の変化には言及するものである」という情報が私の中にインプットされました。

それを、韓国で長年暮らしていた友人に報告したところ、

「へえ~何か意外な気もするけど、そうなんだね~」と盛り上がりました。

 

後日、友人にそういう話をして盛り上がったという話をAさんに報告したところ

「あ、それ私たちの国では、別にそんなに一般的なことじゃないです。」と。

 

あら?

まあね、たった2人のサンプルだけで一般化できないとは分かっていたけど、

ちがうの?

 

聞くと、Aさんは、(冗談で)私にやきもちを焼かせたくて、

他の女性に関心があることを見せたんだそうです。えええー。やきもちって…。笑

私と電話しているのに、わざわざ私を待たせて、

聞こえる状態にしてその人に話したのはそういうことなのか!

おちゃめなAさんです。

Aさん曰く、異性に言う場合、それは関心があるということを示すとのこと。

 

 

あれ?でもRさんも私の靴のこと言ってたけど…。

あ!!思い出しました。

Rさんは、日本人の名前を覚えるのは苦手なんですが

一度会ったお客さんのことは忘れず、とても細かいことまで覚えているのでした。

「あの人は、前は別の人と来てたけど、最近はこの人と来る」

「この人は、前回こういう会話をして、こんなことがあった」

などなど、えらく細かいところまで覚えています。

そして、お客さんとそういう話をして、仲良くなるのです。

つまりRさんはお仕事上、そういう話をすることに慣れているというだけのこと。

 

あぶないあぶない。

このままでは、RさんとAさんと同じ国の学生にも言ってしまうところでした。笑

 

他にも、この2か月の間二人のアラブのお友達といろいろ楽しい会話をしたのですが、

ちょっと今は思い出せません。

また、思い出したら書きたいと思います。

 

 

 

なんちゃって母親体験【小学生の母】

私は、独身で子供もおらず、子育ての経験もありませんが、

ついこの間、ちょっとだけ母親っぽいことをさせてもらうことができました。

 

最近よく連絡をとっているRさん。外国籍のシングルファザーです。

日本で暮らす外国人ということで、これまでにもだいぶ苦労をされたようですが、

それに加えて、シングルファザー。そして、今はコロナ。

 

それで、給付金の申請などのお手伝いで、

ここのところよく連絡をするようになりましたが、

最近は、以下のような、プライベートなことも話せるようになりました。

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そんなRさんとの会話で、もれなく出てくるのが息子くんの話です。

 

外国人のシングルファザーとして本当に頑張っておられると思いますが、大変なこともたくさん。

例えば、息子くんの宿題です。

教科書の音読をチェックしてあげないといけないのですが、

お父さんは息子くんが正しく読んでいるのかどうなのか、分からないのです。

 

それで、先日、私も一緒に(遠隔で)宿題を見ることを息子くんに申し出ました。

 

マ:「ねえねえ、先生も一緒に国語の音読の宿題するのはどう?」

息子:「どっちでもいい。」

マ:「そっかー。(嫌なのかな。)もしするなら、お父さんの携帯借りないといけないし、お父さんも忙しいからやめとく?」

息子:「いや、大丈夫だと思う。」

マ:「そう?じゃ、一緒にしてみようか。」

息子:「うん。」

 

お父さんに教科書の写真を送ってもらい、私はそれを見ながら、

お父さんは台所でお料理を作りながら、音読の宿題を聞きました。

間違ったところを指摘するのは私の役目。

詰まると、「はい、じゃあ最初からもう一度!」というのはお父さんの役目。

3人でとても楽しく音読の宿題ができました。

息子君、今までお父さんと二人でしていたから、

どうも、ちょっとぐらい間違えても気づかないと思って

適当に読み飛ばしていた漢字などもあった様子。

でも、日本人である私に聞かれることで、突っ込まれることを知り、

「待って!答え言わないで!」といって自分で調べていました。すごい!!

わたしも、日本語教師として、

小学生がどんな本を読んでいるのか知ることができて勉強になりました。

けっこう難しいんですね!

 

それからもう一つ。

先日、息子君がお父さんに何度か「宿題が終わった」という嘘をついたので、

お父さんが怒ってしまいました。

ご飯を準備する以外は、1日口を聞いてあげず、夜になりました。

息子君はとても寂しがっていたそうですが、

「実は僕の方が何十倍も寂しいよ。」と、私に打ち明けてくれました。

 

「普通お父さんが怒ったら、お母さんが少し優しくしたりするでしょう?でもね、僕は一人だから怒った後すぐ優しくできない。それが大変。」と。

それで、私が母親役というのでしょうか、小芝居に協力することに。

(以下、電話をスピーカーにして会話)

 

R:「先生、ごめんなさいね。宿題したといったけど本当は全然してなかった。だから、先生が買ってくれたドリルはもう要らない。ごめんなさいね。学校の宿題をしない人が、ほかの勉強する必要ないでしょう?」

 

マ:「ええ?お父さん、本当ですか?嘘ついたの?それはショックです。前私に勉強したいって言ったから、ドリル買ったんだけど…。そっか、じゃああのドリルはもう要らないんですね。分かりました。残念だな。」

 

R:「先生本当にごめん。息子のために考えてくれたのに。でも、勉強嫌いだから仕方がない。」

 

マ:「そうですか。でもね、お父さん、私には勉強したいって言ったんですよ。だから私は信じてます。お願いです。もう一度だけチャンスをくれませんか。」

 

R:「うーん。じゃあ仕方がない。僕は信用できないけど、マ先生のことは信じるから今回だけ許すかな。でもね、先生、もし次に約束破ったら、僕はもう先生のことも信じられなくなる。だってそうでしょう?先生が信じてくださいってお願いしたから信じるけど、また嘘だったら、先生も嘘ついたってことでしょう?じゃ、その時はもう先生は僕の友達じゃない。先生に連絡するのもやめますけど、それでいい?」

 

マ:「えええ~!は、はい…。分かりました。でも息子君は頑張ると思うから。」

 

R:「(小声で)先生、ここまで。もういいよ。ありがとう。」

 

まだまだ純粋な小学生、最後は大泣きして、信じてくれました。ごめんね。

 

お父さんのRさんからは 、先日「先生のことを信じるから、僕がいないところで息子に連絡してもいいよ。」と言ってもらいました!

わあい!

 

それで、最近は息子君と二人だけでチャットをしたりしています。

先日も、最初はお父さんと相談事をしていたのですが、

ちょっと息子君に電話を渡した間に2時間ほど仮眠をとったお父さん。

寝ている間、ずっと二人で話しました。

今小学校で流行っているクイズを出し合ったりしていたらあっという間でした。

目が覚めて起きてきたお父さんが、まだ話している私たちに驚いていました。

 

こんなことぐらいで、「子育てをしている」とは口が裂けても言えませんが、

それでも、これまでの自分の人生には一度もなかった

「父親と一緒に子供の宿題を聞く」とか

「父親と子供の間に入ってとりなす」とかいった体験をさせてもらえて、とっても幸せでした。

 

こんな人生も、あったのかな~。